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日本建築学会の技術者倫理教材
著者 : 日本建築学会
出版 : 日本建築学会 (2009/07)
価格 : 2,160円
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「内容」
プロフェッショナルエンジニアは、倫理的課題について、適切な情報と理性的な熟考を基にして、他から共生されない状態で独人判断を下し、さらに自らの判断に基づいて行動する。
技術の中に含まれる倫理的課題は、専門領域の知識のみによって判断すべきではないもの、科学・技術的なリスク=不確実性、及び、完全な因果決定論の中で議論することができない領域に存在することが多く、これらが倫理的意思決定の対象となる。
本書では、事例を通して「技術の中に含まれる倫理」について、できるだけ明確にしている。
 
建築技術者に必要な倫理規範の構成と、それに依拠した倫理的意思決定のプロセスを整理し、リスク管理や法令遵守などに関する12の事例を提示。 計80問の演習問題も収録。


「目次」

・まえがき
 
・本教材の使い方と構成
 
・第1章 典型規範
  1.1 社会の形成
  1.2 規範の構成
  1.3 「行為の科学」としての倫理
  1.4 「行為の科学」を妨げる要因
  1.5 「行為の科学」を複雑にする要因
 
・第2章 責任の倫理
  2.1 技術の倫理性
  2.2 予防倫理
  2.3 利害関係者
  2.4 世代間倫理
  2.5 グローバル倫理
  2.6 建築士の責任
  2.7 技術士の責任
  2.8 APECエンジニアの責任
 
・第3章 技術者のための行動原則
  3.1 知性経済社会
  3.2 社会リスク
  3.3 環境リスク
  3.4 持続可能性
  3.5 ゲノム以降の秩序原理
  3.6 行動原則の準拠体系
 
・第4章 リスク管理社会
  誤解/許容度
  4.1 安全管理とリスク管理
  4.2 ヒューマンエラー
  4.3 インシデント分析
  4.4 安全対策についてのチェック
  4.5 持続可能技術についてのチェック
  4.6 環境技術についてのチェック
 
・第5章 説明責任
  5.1 説明責任を必要とする技術選択
  5.2 説明責任を必要とする可能性のある建築行為
  5.3 建築行為の透明化および責任の所在の明確化
 
・第6章 法的遵守
  6.1 建築基準法
  6.2 建築基準法施行冷
  6.3 高齢者、障害者等移動等円滑化促進法
  6.4 住生活基本法
  6.5 景観法
  6.6 男女共同参画社会基本法
  6.7 耐震改修促進法
  6.8 住宅品確法
  6.9 建設業法
  6.10 都市計画法
  6.11 消防法
  6.12 製造物責任・PL法
  6.13 独占禁止法
 
・第7章 内部告発
  公益通報者保護法
  個人情報保護法
  7.1 組織体の倫理
  7.2 ABET・基本憲章
  7.3 内部告発のための倫理的意思決定のステップ
  7.4 倫理的意思決定プロセスの検証
 
・第8章 技術の利用に伴うリスク管理に関する事例
   事例1 生コンの加水
   事例2 コンクリートのひび割れ
   事例3 短かった鋼材
   事例4 不足だったプレストレス
   事例5 テーマパークの遊具落下事故で評定委員も送検
   事例6 建築士の過労死を巡る訴訟
 
・第9章 法令遵守/説明責任に関する事例
   事例1 違法性に関わるコンプライアンスの事例
   事例2 地震で一部崩壊のホテル 増築欠陥で所有者に1億円の賠償命令
 
・第10章 倫理的意思決定に関する事例
   事例1 法的に抵触する可能性が低いが倫理上問題のある事例
   事例2 漏水対応と設計監理者としての倫理的立場
   事例3 マンション建設巡り反対住民に有利な判決相次ぐ
   事例4 住宅地の不同沈下で基礎にひび割れ 新築費に匹敵する改修費請求
      認める
 
・第11章 典型倫理問題演習
 
・第12章 技術者の責任問題演習
 
・第13章 リスク管理問題演習
 
・第14章 法令遵守・説明責任問題演習
 
・第15章 倫理的意思決定問題演習