三菱樹脂(株)は、同社の高機能ゼオライト『AQSOA』を使用したドイツの吸着式冷凍機メーカー Invensor GmbH(インベンゾー社)から、小型吸着式冷凍機『Invensor LTC』を輸入し、7月1日から販売を開始する。
『Invensor LTC』は、小型(長さ110cm・高さ137cm・幅75cm)で軽量(重量390kg)ながら 7~10Kwの冷却能力が有り、熱交換器には高機能ゼオライト「AQSOA」が塗布され、60~70℃付近の熱源で冷凍機が駆動するため、コージェネレーション設備で発生する低温の排熱を利用することで高い省エネ効果を得ることができる。
また、メンテナンスがほぼ不要なこともあってドイツを中心に欧州では高いシェアがあり、環境に配慮した高効率な冷凍機として複数の賞も受賞しているという。
同社では、データセンター・老人介護施設・コンビニなど、電気と空調を24時間使用する小規模施設に設置されたコージェネレーション設備の排熱利用として、屋内設置タイプの小型吸着式冷凍機の導入が増えることに期待している。