三菱重工サーマルシステムズ(株)は、地球温暖化係数(GWP)が1未満でオゾン層も破壊しない冷媒「HFO-1234ze(E)」を採用した次世代型ターボ冷凍機の『GART-ZEシリーズ(固定速機)』と、『GART-ZE Iシリーズ(インバータ機)』を開発し、4月から販売を開始する。(冷凍能力:300~5,000冷凍トン)
新製品は、2014年発売の『GART(固定速機)』と『GART-I(インバータ機)』シリーズの高性能とコンパクト性を継承しており、「HFO-1234ze(E)」冷媒に適した圧縮機羽根車の翼形状や熱交換器に改良し、高性能・環境性を追求するとともに、各構成機器の小型化・配置にも配慮して設置性を高めている。
この2シリーズ追加により、すでに販売している小容量クラスの低GWP冷媒モデル『ETI-Z』シリーズと併せ、国内メーカーで初めて低GWP冷媒モデルで150冷凍トンから5,000冷凍トンまでをラインアップすることになる。