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21657) PQ曲線図が解りません。 grunmpa55 22/5/14(土) 0:01
21658) Re:PQ曲線図が解りません。 おばじょー 22/5/14(土) 7:28
21659) Re:PQ曲線図が解りません。 grunmpa55 22/5/15(日) 10:08
21660) Re:PQ曲線図が解りません。 masa 22/5/17(火) 23:07
21664) Re:PQ曲線図が解りません。 おばじょー 22/5/18(水) 1:47
21671) Re:PQ曲線図が解りません。 grunmpa55 22/5/21(土) 23:18
21672) Re:PQ曲線図が解りません。 masa 22/5/22(日) 8:16
21665) Re:PQ曲線図が解りません。 非定常の解析屋 22/5/18(水) 18:17

21657) PQ曲線図が解りません。
 grunmpa55  - 22/5/14(土) 0:01 -
  
こんばんは、初心者です。
パイプファンなど小風量のPQ曲線図(カタログ)が理解出来ません。
縦軸が静圧で横軸が風量のグラフに右下がりの山形曲線があって、
下の方にダクト抵抗が右上がりに出ています、ダクト長により5本ぐらい。
恐らく風量、静圧、ダクト長の交点を選んで何か引いて見て何かを読むのだと、
思いますが、何から読んで交点を見つけてどこに引いて、とかが解りません。
すいませんが教えて下さい
引用あり
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21658) Re:PQ曲線図が解りません。
 おばじょー  - 22/5/14(土) 7:28 -
  
PQ曲線図の見方

で検索してください。
三菱電機の中津川製作所さんがとても分かりやすい解説のPDFを発行されてます。
引用あり
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21659) Re:PQ曲線図が解りません。
 grunmpa55  - 22/5/15(日) 10:08 -
  
どうもありがとうございます。
見ましたけどやはり?です、
この見方だと風量が大きいほど静圧も大きい、となります。
有圧扇などのグラフだとこの逆ではないかと?
私の考え方が変なのでしょうか?
何かありましたらご教授頂けると幸いです。
引用あり
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21660) Re:PQ曲線図が解りません。
 masa E-MAIL  - 22/5/17(火) 23:07 -
  
こちらを見ましたか?

https://dl.mitsubishielectric.co.jp/dl/ldg/wink/ssl/wink_doc/m_contents/doc/FREE_PARTS/kanki_kiso2.pdf

このPDFを見ると、送風機のP-Q線図が右肩下がりになっており、ダクトの抵抗曲線が風量に対して右肩上がりになっている事がわかると思います。

設計するダクト径とダクト長さ(直管長+局部損失の直管相当長)によるダクトの抵抗曲線と送風機のP-Q曲線の交差する点が送風機の動作点となり、送風機静圧と風量が読み取れます。
必要な送風量以上の風量であれば、設計風量を満たせる送風機となります。
引用あり
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21664) Re:PQ曲線図が解りません。
 おばじょー  - 22/5/18(水) 1:47 -
  
このPDFを読んで彼は質問してきたと思うんですけど、以前新卒さんに同じことを聞かれて他の人がもっと分かりやすい資料を検索して持ってきた記憶があるんですよ。
それを今探しておりました。。。
引用あり
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21665) Re:PQ曲線図が解りません。
 非定常の解析屋  - 22/5/18(水) 18:17 -
  
以前、同様な相談をされ、次のように回答したら理解してもらえましたので、参考までに掲示します。

ダクトの圧力損失Δp:

Δp=(直間部抵抗係数+局部抵抗係数)×動圧

Δp=(λ× L/d + ζ )×ρ × v^2/2     (1)

λ: 管摩擦係数
L: ダクト長さ (m)
d: ダクト径 (m) (円形ダクト:矩形ダクトは円形ダクト系に換算する)
ρ: 空気密度 ≒ 1.2kg/m3
v: ダクト内流速 (m/s) v = Q/d^2 × 4/3600π
π: 円周率3.14
Q: 風量 (m3/h)
ζ: 局部損失係数

参考:主なダクトの管摩擦係数(参考値)

アルミフレキシブルダクト λ=0.03〜0.04
塩化ビニール管      λ=0.01〜0.02
亜鉛メッキ鋼管      λ=0.016〜0.025

式(1)の速度vに、v = Q/d^2 × 4/3600πを代入します。すると、(1)式は変数がQだけになり、残りは全部定数の既知となります。式(2)のようになります。

Δp={(λ × L/d + ζ )×ρ/2×(4/3600π×d^2)^2 }× Q^2  (2)

右辺のQ以外は全て定数なので、仮にAとおくと、

Δp=A× Q^2           (3)

 ここに;
    A={(λ × L/d + ζ )×ρ/2×(4/3600π×d^2)^2 }

という関数になります。

これは中学で習った2次関数曲線です。そのため、PQ曲線にダクトを接続した抵抗曲線は右肩上がりの曲線になっています。メーカーのカタログに記載されている抵抗曲線は、式(2)に、ダクト長さ5,10,15m,・・・等、数値を任意で入力して描いています。

中学で習ったとおり、Δpをy、Qをxとおくと、(3)式は(4)式になります。

y=A・ x^2           (4)

 このグラフを、Qが変数なので、0〜任意の間隔で数値を入力すると、縦軸のΔpが計算されます。(Q、Δp)の組み合わせをプロットして直線で繋ぎ、ファンのPQ曲線と重ねると、交点が運転点になります。


以上が、図解法となります。
精度よく求めたい場合は、プロットするQの間隔を差分法のように狭くし、プロット間を線で繋げば良いです。


数値解析で求めたい場合は、Qを説明変数として、ファンのPQ曲線を多項式近似します(P1=f(Q))。
同様に、ダクトの抵抗曲線も多項式近似します(P2=f(Q))。

いま、P1-P2を改めてp=F(Q)という関数とし、Excelのソルバーで、変数をQとし、pを最小化すれば、応答点が数値で求められます。多項式になっているため、手計算では求められず、ソルバー機能を使うのが便利です。

 本格的に数値解析で求めたい場合は、ニュートン・ラプソン法や二分法で求めるしかありません。

図解法が便利だと思います。
参考になれば幸いです。
引用あり
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21671) Re:PQ曲線図が解りません。
 grunmpa55  - 22/5/21(土) 23:18 -
  
>こちらを見ましたか?
>
>https://dl.mitsubishielectric.co.jp/dl/ldg/wink/ssl/wink_doc/m_contents/doc/FREE_PARTS/kanki_kiso2.pdf
>
>このPDFを見ると、送風機のP-Q線図が右肩下がりになっており、ダクトの抵抗曲線が風量に対して右肩上がりになっている事がわかると思います。
>
>設計するダクト径とダクト長さ(直管長+局部損失の直管相当長)によるダクトの抵抗曲線と送風機のP-Q曲線の交差する点が送風機の動作点となり、送風機静圧と風量が読み取れます。
>必要な送風量以上の風量であれば、設計風量を満たせる送風機となります。

皆さん色々どうもありがとうございます。
算式まで示して頂きまして。
実は自分が何が解らないかが解りましたのでお知らせします。
>こちらを見ましたか?
見ました、この三菱の説明書きのP35(右下頁)なんですが、
この青線、赤線を見るに、
風量120の時静圧50、風量60の時静圧20、と読めるのですが、
私の理解としては風量と静圧は反比例するのではないかと?
風量が大きいと静圧も大きい、と言うのが理解出来ないです。
この辺りに私の考え違いがあるのではないかと?
何かありましたら再投稿頂けると幸いです。
引用あり
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21672) Re:PQ曲線図が解りません。
 masa E-MAIL  - 22/5/22(日) 8:16 -
  
右下の書き込みが意味するのは、パイプ長さ20mの抵抗曲線(抵抗曲線なので、風量が増えると抵抗が増えます)で当該機種の運転曲線が交差する点は、弱運転(24時間換気と記載されている曲線)で60m3/h(18Pa)、強運転(50Hzの場合は点線)で120m3/h(52Pa)と言う事です。
弱運転と、強運転ではファンの回転数が違いますから、動作点が違います。
ファンとしては、運転曲線は右肩下がりですから、風量が増えると静圧は下がります。
ダクト系の抵抗は、風量が増えると必要静圧が上がる右肩上がりです。
したがって、運転曲線と抵抗曲線の交点があり、そこが運転点となります。
同一ダクト系では、風量が上がると抵抗が増えるので、必要静圧は大きくなります。
送風機の場合は、風量が上がると静圧が下がります。
説明されている送風機では、弱運転と強運転が切り替えられるので、運転曲線が二つあるので、動作点がそれぞれ存在する事になります。
同一のファンでも回転数が異なるので、ファンの風量と静圧の組み合わせも2種類ある事になります。
運転状態が異なる場合は、送風量と静圧の組み合わせが違っていても矛盾しません。
引用あり
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