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ラーメンマン様
OA・EA・SA・RAの基本的な説明と、決め方について記します。
簡単のため、細かい説明や前提はなくします。
OA(外気)は、人間や製品のために供給する、新鮮な空気です。
一般空調なら、CO2濃度を基準として20〜30[CMH/人]供給します。
EA(排気)は、屋内の汚れた空気で、屋外へ排出されるものです。
供給するOAと同量排気しなくては、屋内が+圧もしくは−圧になります。
SA(給気)は、屋内の冷暖房負荷を処理するための空気です。
給気量は、顕熱負荷と温度差で決まります。
RA(還気)は、屋内の空気で、空調機に戻すものです。
空気状態は室条件とします。
OA量とSA量が一致しないことは、ご理解されていると思います。
全体を把握するため、単純な考えを以下に記します。
OA量=EA量 ∵換気のために送排気し、エアバランスを保つ
SA量=RA量 ∵空調のために室内空気を循環させる
一例として、空調機に、SA、RA、OAが接続されていたとします。
風量は SA:12,000[CMH] OA:2,000[CMH] と仮定します。
これに加えて、トイレ排気 2,000[CMH] があったとします。
トイレへの給気経路は、空調対象室からのパスとします。
このときのRAは 10,000[CMH] になります。
RAは、どこにでも現れるものです。
プールやクリーンルームに限定されて出現するものではありません。
ご理解いただけましたでしょうか。
――以下余談
書き込みの際、改行をいれていただけると、読みやすくて助かります。
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