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 ▼空調ドレン選定について  スカイマスター 09/8/30(日) 11:41
   ┗Re:空調ドレン選定について  masa 09/8/30(日) 15:48
      ┗Re:空調ドレン選定について  masa 09/8/30(日) 19:38

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 ■題名 : 空調ドレン選定について
 ■名前 : スカイマスター
 ■日付 : 09/8/30(日) 11:41
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   空調ドレン管の選定について質問です。

6階建てのオフィスビルにて各階に空冷PAC(天埋型)7.1KW×4台
設置の場合の竪管[最下階]の配管選定方法を教えて下さい。
管種はVPです。
Lmax=0.6×7.1×860/540
Lmax=6.78L/h
0.113L/min×24台=2.71L/min

この先の選定方法を教えて下さい。
又、上記計算で正解なのか教えて下さい。
よろしくお願いします。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:空調ドレン選定について  ■名前 : masa  ■日付 : 09/8/30(日) 15:48  -------------------------------------------------------------------------
   ドレンアップは、利用されていますか?

ドレンアップ有りの場合
一般的な、天井カセット型の場合は、0.4L/minのポンプを使用しています。
各階のドレン横主管は、全台同時稼働と考えると、0.4L/min×4=1.6L/minとなり、排水横枝管の許容流量は、40A(1/50)で0.35L/s=21.0L/minです。
ある施工会社では、許容流量の15%をドレン管の設計流量としているので、40Aの場合は、21.0×0.15=3.15L/min>1.6L/minとなり、この場合は40Aを横主管として採用します。
32Aは、勾配1/25しか排水横枝管の許容流量は設定されていません、クッターの公式で選定した場合は、半満流の場合、勾配1/50で7.1L/minなので、15%流量=7.1×0.15=1.065L/min>1.6L/minとなり、横主管としては採用できません。
立管の流量は、各階の負荷率を50%と想定すると、同時流量=1.6×6×0.5=4.8L/minとなります。
横管と同様許容流量の15%を設計流量とすると、4.8L/min÷0.15=32L/min→0.53L/sとなります。
立管の許容流量は、40Aで0.34L/s、50Aで0.61L/sです。
したがって、50A:0.61L/s>0.53L/s>40A:0.34L/sより、50Aをドレン立管サイズとします。

ドレンアップ無しの場合
各階横枝管設計流量=0.113L/min×4÷0.15=3.01L/min<7.1L/min:32A
したがって、32Aとします。(25Aは器具接続管と同口径なので、横枝管としては採用しません)
立管設計流量(ドレンアップではないので、負荷率100%とします)=3.01L/min×6=18.06L/min→0.301L/s<0.34L/s:40A
したがって、40Aとします。

なお、空衛工事便覧手帳(日本空調衛生工事業協会発行)に記載されている方法では、ファンコイル(小型)2〜6台のドレン横枝管32A、ドレン立主管50A以上となっています。

過去ログでも、ここら辺は議論されていますので、以下のリンクを参照してください。

http://www.setsubi-forum.jp/cgi-bin/c-board/data/design/log/tree_138.htm

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:空調ドレン選定について  ■名前 : masa  ■日付 : 09/8/30(日) 19:38  -------------------------------------------------------------------------
   室内機のドレン量の計算の方ですが、潜熱の比率の0.6は大きすぎないですかね?
顕熱比=0.7として、以下の計算でいいのではないでしょうか?

室内機ドレン量=7.1kw×(1-0.7)÷2258KJ/kg×3600kJ/kwh≒3.4L/h→0.057L/min

室内機7.1kwの標準ドレン量=0.051L/minといわれているので、この計算の方があっているような気がします。

この場合は、ドレン横枝管の設計流量=0.057×4÷0.15=1.52L/min<7.1L/min:32Aとなります。→32Aとします。
立管設計流量=1.52L/min×6=9.12L/min→0.152L/s<0.34L/s:40Aとなります。→40Aとします。(立管も横枝管より大きいサイズとするので、32Aは使用しません)

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