Ｐａｇｅ 2338 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ 会議室に戻る ┃ ＩＮＤＥＸ ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼ＭＲＴ，標準新有効温度の求め方 修行中の設備設計者 10/1/6(水) 0:25 ┗Re:ＭＲＴ，標準新有効温度の求め方 u7 10/1/7(木) 23:17 ─────────────────────────────────────── ■題名 ： ＭＲＴ，標準新有効温度の求め方 ■名前 ： 修行中の設備設計者 ■日付 ： 10/1/6(水) 0:25 -------------------------------------------------------------------------
| あけましておめでとうございます。 ○背景 体育館の建替計画で、建築主より「夏場、今の体育館より涼しくして欲しい」との要望がありました。ただし、予算の関係で空調設備は換気だけとなりました（改修前も非空調）。 そこで、自然通風，屋根の遮熱によって改善しようとし、効率的な開口計画，遮熱方法を意匠設計と調整しているのですが、放射も考慮した体感指標で判断したいと考えております。 ■質問１ ＭＲＴの求め方 ＰＭＶが比較的簡単に求まりそうですが、放射温度の求め方がよく分かりません。グローブ温度ではなく、ＭＲＴで十分かと考えているのですが、ＭＲＴの求め方とは、下記の式で合っているでしょうか？ （インターネットでしか見つけれなかったため不安です。） ＭＲＴ＝(Ｔs1^4*Ｆ1＋Ｔs2^4*Ｆ2＋…Ｔsn^4*Ｆn)^(1/4) [℃] Ｔsn：壁，天井，床等の表面温度[℃] Ｆn ：ある位置から壁，天井，床等への形態係数 ■質問２ 標準新有効温度の求め方 建築主に「ＰＭＶが改修前に比べてこれだけよくなります」と言ったところでイメージが難しいと思うので体感の指標として標準新有効温度を採用した方が良いかと考えているのですが、標準新有効温度の求め方をお教えいただけないでしょうか？ 参考書，インターネットで調べてみましたが見つけられなかったのですが、そもそも計算で求められないものなのでしょうか？ 以上、基礎的なことで申し訳ありませんが、力添えの程よろしくお願い致します。 |
| ■MRT それで正解です。 オフィスのように天井が低いとか一般的な空間であれば、簡易式もあります。 MRT=(Ts1*A1+Ts2*A2+…)/(A1+A2+…) ちなみに、グローブ温度は、下記式で計算できます。 Globe = (Tr + 0.237 * Sqr(Vel) * Ta) / (1 + 0.237 * Sqr(Vel)) Tr：放射温度（MRTでもいいんじゃないかと） vel：風速 ■SET* SET*はPMVと同じようなアルゴリズムで、プログラムでしか計算できません。 こちらのソフトでできるかと。 http://ktlabo.cm.kyushu-u.ac.jp/j/et_aee/Explanation2.htm アルゴリズム自体は、正直なかなか見つけられません。昔、かなり苦労して大元の論文から引っ張り出しました。 このあたりの参考図書は、SHASEの新刊･快適な温熱環境のメカニズム です。 ちなみに、体感温度を示すのであれば、作用温度の方が簡単というか十分じゃないですか？ SET*はオフィス等の執務空間向けなので、体育館には向かないと思いますよ。 |
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