日照・日射、採光・照明、色彩、断熱・結露、人体の温冷感、換気・通風、騒音・音響・振動、都市・地球環境
の各項で基本知識をキーワード化して整理し、図表を加えて解説。
資格試験の問題を使って、理解度チェックを図れるよう工夫されている。
体系化され、面白さが実感できつつ、さらに卒論の研究テーマ選択などを考えるきっかけにもなるテキスト。
1章 日照・日射
1-1 太陽位置と日影
(1)太陽高度・太陽方位角
(2)日影曲線
1-2 日射と放射
(1)日射量の時刻変化と年変化
(2)直達日射・天空日射・夜間放射
1-3 日射による建物の熱取得
(1)日射熱取得率・日射遮へい係数
(2)日照・日射の対策
(3)高機能ガラスによる日照・日射のコントロール
1-4 〈Advanced〉直散分離の手法・大気放射量の推算
コラム1 建築と太陽信仰
2章 採光・照明
2-1 ヒトの目の特性
2-2 光の単位
2-3 人工光源
(1)ランプの種類
(2)色温度と演色性
2-4 照明設計
(1)照明器具の台数算定
(2)照度基準・均斉度
2-5 昼光の利用
(1)昼光率
(2)採光の手法
コラム2 光の波長と散乱、そして目との関係
3章 色彩
3-1 色の三属性と波長
3-2 CIE表色系とカラーオーダーシステム
3-3 色の心理的効果
3-4 色彩計画
3-5 〈Advanced〉配色の手法と色の見え
コラム3 共感覚を多用してみる
4章 断熱・結露
4-1 建物の熱取得と熱損失
(1)熱損失係数と熱貫流率
(2)冷暖房負荷・省エネルギー基準
4-2 熱貫流率の算定
(1)熱伝導率と熱伝達率
(2)複合材料の計算
4-3 結露
(1)発生のメカニズム
(2)湿り空気線図の活用
(3)内部結露の防止・結露判定
4-4 〈Advance〉温湿度の測定
4-5 〈Advanced〉非定常伝熱の数値計算法
(1)壁体の時定数
(2)室内外の温度変動の影響
(3)地表面熱収支
(4)理論的背景~差分式の定式化
(5)理論的背景~境界条件
(6)理論的背景~前進差分の安定条件
4-6 〈Advanced〉熱・水分の複合移動
コラム4 数値流体力学(CFD)へのいざない
5章 人体の温冷感
5-1 温熱環境の6要素
5-2 温熱環境の評価指標
(1)PMV・SET*・OT
(2)WBGT・DI・局所温冷感
5-3 人体熱収支の計算
コラム5 環境への共感。そのためのアンテナ。
6章 換気・通風
6-1 換気の種類
6-2 必要換気量の算定
(1)ザイデル式・換気回数
(2)風力換気・温度差換気
6-3 必要換気量に関する演習
(1)ザイデル式応用のバリエーション
(2)風力換気・温度差換気の式の活用
6-4 汚染物質の許容濃度
6-5 〈Advanced〉換気量と空気質の測定
6-6 圧力損失
6-7 〈Advanced〉乱流の計算
コラム6 地球規模の大気の挙動
7章 音響・騒音・振動
7-1 音の物理量
7-2 音の感覚
(1)ラウドネスレベル・サウンドスケープ
(2)マスキング効果・カクテルパーティ効果・フラッターエコー
7-3 音響設計
(1)遮音
(2)吸音
(3)残響
7-4 音の合成と距離減衰
7-5 騒音・振動の基準
コラム7 「わが国の音楽」を、少しだけ紐解いてみる
8章 都市・地球環境
8-1 日本の気象
(1)日本海低気圧・南岸低気圧
(2)梅雨・北東気流・台風
8-2 〈Advanced〉大気の水平・鉛直構造
8-3 〈Advanced〉気象資料
(1)地上天気図・高層天気図
(2)気象データ
8-4 都市の気象
8-5 〈Advanced〉リモートセンシング
(1)衛星センサ・航空機センサ
(2)定型の画像処理
(3)画像処理プログラミングの基礎
8-6 地球環境
(1)エルニーニョ・ラニーニャ
(2)環境負荷を考える
コラム8 気象をゲームで学ぶ
湿り空気線図
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