実験動物施設の建築および設備
編集 : 日本建築学会
出版 : アドスリー (2007/04)
価格 : 10,304円
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「内容」
日本建築学会のバイオ施設小委員会が今日の科学的・技術的状況に対応しうるものとして新たに刊行された実験動物施設のガイドラインの最新版。
「目次」
I. 実験動物施設の基準
1.緒言
2.基本原則
3.計画と立案
4.設計と建築
5.検査と整備
6.運営への配慮
II. 敷地および配置計画
1.敷地の準備
(1) 敷地が市街地あるいはそれに準ずる場所
(2)市街地以外の場所
2.動物実験・実験動物施設と研究部門との関連
3.施設の構成
(1) 動物飼育区域
(2) 動物受入区域
(3) 動物実験区域
(4) 物品搬入.・貯蔵区域
(5) 管理事務区域
(6) 洗浄・消毒・滅菌区域
(7) 廃棄物処理区域
(8) 機械室関係区域
(9) その他
4.動物飼育に必須な付随作業部門の配置と分化
5.施設の分類
6.施設内の動線と各室の配置
7.セキュリティ
(1) 人のアクセスコントロール
(2) 物理的な防御システム
(3) 監視・警報システム
(4) 具体例の紹介
III.建築
1.建築の基本事項と平面計画
(1) 階層計画
(2) 平面計画
2.構造計画と設備空間計画
(1) 構造計画
(2) 耐震対策
(3) 設備空間計画
3.各室、各区域の機能、構造、設備
(1) 飼育室
a) 飼育室の大きさ
b) 内装の洗浄、滅菌
c) 吹出口、吸込口
d) 給排水設備
e) 照明
(2) 前室
(3) 後室
(4) 廊下
(5) 清浄準備室(バリア区域の作業室)
(6) 洗浄滅菌室(洗浄室、滅菌準備室)
(7) シャワー、エアシャワー、エアロツク
(8) 処置室、手術室
(9) 回復室
(10) 麻酔室、X線室等
(11) 倉庫
a) 器材倉庫
b) 飼料倉庫、床敷倉庫
c) 清浄倉庫
d) 廃棄物倉庫
(12) 管理室、飼育者控室
(13) 検疫室
(14) 実験室その他
(15) 機械室
(16)エレベータおよびダムウェータ
4.各部分の一般構造
(1) 床
(2) 内壁
(3) 天井
(4) 窓
(5) ドア
IV.設備
1.空気調和設備
(1) 実験動物施設における空気調和の意義
(2) 環境因子の基準値
a) 温度
b) 湿度
c) 清浄度
d) 気流および風速
e) 気圧
f) 換気
g) 騒音および振動
(3) 空気調和方式
a) 全空気方式
b) 水・空気併用方式
c) 個別熱源空調方式
(4) 飼育室内気流制御方式
(5) 空気浄化装置
a) エアフィルタ
b) 脱臭フィルタ
(6) ダクト設備
(7) 熱源設備
(8) 省エネルギー対策
a) 熱負荷の軽減
b) 空調システム
c) 熱源システム
d)空調システムの最適運転制御
2.給排水衛生設備
(1) 給水設備
a) 市本(水道水)
b) 実験動物用飲水
c) 各種飲水処理関係設備とその特徴
d) 飲水以外の給水設備
(2) 給湯設備
a) 一般給湯設備
b) 熱水設備
(3) 蒸気設備
(4) 特殊配管設備
(5) 衛生器具設備
(6) 排水設備
a) 雨水排水系統
b) 一般排水系統
c) 洗浄室排水系統
d) 飼育室系統
e) 動物実験室系統
f) その他の系統
g) 水質汚濁防止法にかかわる処置
3.排水および廃棄物処理設備
(1) 排水および廃棄物処理の概念フロー
(2) 排水処理設備
(3) 廃棄物処理設備
(4) 焼却炉設備
4.電気設備
(1) 電源設備
a) 商用電源
b) 常用電源
c) 非常用電源
d) 無停電電源
e) 一配電計画
(2) 電灯、コンセント設備
a) 器具類
b) 配線計画
(3) 動力設備
(4) 防災管理設備
(5) 通信設備
5.信頼性向上のために特に留意すべき事項
(1) 空調設備に関わる信頼性向上
a) ダクトの施行精度と給排気ファンの静圧
b) 空調機の2重化・冗長化
c) 空調機の起動・停止
d) 加湿方式
e) 加湿制御のフェールセーフ
f) 温湿度制御
g) 積分飽和
h) 凍結防止
i) 風量制御
j) メンテナンス作業への配慮
(2) 電気設備に関わる信頼性向上
a) システムの電源計画
b) 停電・復電制御の検査
V.自動制御と管理システム
1.自動制御設備
(1) 動物実験施設における管理対象
a) 温度・湿度
b) 換気
c) 室圧
d) 照明
(2) 温度・湿度制御
a) 給気温度制御
b) 給気露点温度制御
c) レヒータ温度制御
d) 外気冷房制御
(3) 室圧・風量制御
a) 室圧制御
b) 強制換気式動物飼育ラックの風量制御
c) 局所排気装置の風量制御
d) 風量制御装置
2.監視設備
(1) システム構成
a) 分散制御システム
b) マルチユーザ環境
c) データ収集
d) 標準通信ネットワークプロトコルの採用
e) 無停電電源装置
(2) 設備管理機能
a) 計測・監視・操作
b) 画面の階層構成
c) タイムスケジュール
d) データ記録機能
(3) 研究環境管理機能
a) データ収集・蓄積機能
b) アクセス管理機能
c) 監査証跡管理機能
d) 時系列データ外部出力機能
e) グラフ/リスト表示機能
f) 逸脱データ管理機能
g) 管理値設定機能
h) データ演算機能
i) 報告書作成機能
j) データ保存/読み込み機能
k) 時刻設定機能
3.出入管理設備
(1) システム構成
(2) 識別装置
a) カード照合方式
b) バイオメトリックス照合(生体照合)方式
(3) 機能
a) アンチパスバック機能
b) アクセス時問制限機能
c) 連続解錠時間設定機能
(4) その他
VI.安全性に特別な配億を必要とする施設
1.安全性試験施設
(1) 施設の特徴
(2) GLPに規定された試験施設
(3) 設計理念
(4) 建物・バリアの構築
(5) 設計と施設の運用
(6) 快適空間の提供
2.物理的封じ込め実験動物施設
(1) 物理的封じ込め実験動物施設
(2) 対象施設
(3) 物理的封じ込め施設とは
(4) 封じ込め動物実験施設の配置
(5) 封じ込め動物実験施設
(6) 排水処理
(7) 排気
3.感染動物飼育施設
(1) バイオハザード対策システムの概要
a) P1レベル
b) P2レベル
c) P3レベル
d) P4レベル
(2) 感染動物飼育施設
a) P1レベル
b) P2レベル
c) P3レベル
d) P4レベル
(3) 遺伝子組換え実験動物使用実験での飼育施設
a) PlAレベル
b) P2Aレベル
c) P3Aレベル
d) 特定飼育区画
(4) バイオハザード対策用クラス?キャビネット
a) バイオハザード対策用クラス?キャビネットとは
b) 安全キャビネットとクリーンベンチの違い
c) 安全キャビネットの種類と特徴
d) クラス?安全キャビネットの構造と使用方法
e) 保守管理
4.RI実験動物施設
(1) 施設の特徴
(2) 放射性物賛取り扱いの安全性確保の基本原則
(3) Rl実験動物施設の設計に先立って検討、決定すべき事項
a) RI動物実験の性格と施設
b) 放射性動物排泄物の処理方式(乾燥方式か水洗方式か)
c) 自動飼育方式を採用する可否
d) 動物の種類
e) 動物死体の処理方式
f) 複合施設における空気調和の24時問体制
g) 汚染動物の放射線安全管理の体制
h) 法に定められた施設基準の達成
i) 建築基準法、消防法との関係
(4) 施設の設置位置
a) 他施設との位置関係
b) 共用施設内でのRl実験動物施設
c) 汚染動物室内での隔離
(5) 建物、設備の構造材質
a) 室内仕上げ
b) ケージ材料、流し
c) 作業台上部、フード内部
d) ケージ類の洗浄設備
(6) 動物実験操作
(7) 廃棄物処理
a) 気体廃棄物
b) 液体廃棄物
c) 放射性動物死体
d) 放射性排泄物
5.化学物質動物実験施設
(1) 施設の特徴
(2) 施設の配置と施設内動線
(3) 実験動物施設飼育室の構造、機能および設備
(4) 付帯設備の導入と設置
(5) 廃棄物処理とその設備
VII.非哺乳類を使用する実験動物施設
1.実験用鳥類施設
(1) 施設の特徴
(2) 施設の環境制御条件
(3) 飼育施設の基本構造と機能
(4) ケージ飼育並びに平面飼育設備 166
(5) 空気調和・換気設備(システム)
(6) 排出物処理
(7) 照明設備
(8) その他
2.実験用水生動物施設
(1) 施設の特徴および対象となる水生動物
(2) 施設の基本的留意事項
(3) 施設の配置と基本構造
(4) 水槽システム
(5) 飼育水槽
(6) 飼育管理
(7) 遺伝子組換え魚の管理
(8) その他
VIII.実験動物施設の装置・器具・器材
1.一次囲い器具
(1) ケージ
(2) ペン
(3) ストールとスタンチョン
(4) 環境エンリッチメント器具
2.ケージラック(飼育架台)
(1) オープンラック
(2) 自動飼育ラック
(3) 背面排気ラック
(4) クリーンラック(陽圧ラック)
(5) バイオハザードラック(陰圧ラック)
(6) 恒温恒湿ラック
(7) 個別換気ケージラック
(8) ビニールアイソレータ
(9) ラックの地震対策
3.給餌器・自動給餌装置
(1) 固形飼料給餌器
(2) 粉末飼料給餌器
(3) 液状飼料給餌器
(4) 自動給餌装置
(5) 飼料保管庫
4.給水器・自動給水装置
(1) 給水器
(2) 給水パック
(3) 自動給水装置
(4) 飲水精製装置
5.床敷
6.関連装置
(1) クリーンベンチ・ワークベンチ
(2) 安全キャビネット
(3) 脱臭装置
7.洗浄・消毒・滅菌装置
(1) ケージワッシャー
(2) ラックワッシャー
(3) 洗瀞水槽
(4) 高圧洗浄機
(5) 床敷処理装置
(6) 薬液噴霧器
(7) 滅菌機
(8) 室内の消毒・殺菌(ホルムアルデヒドガス滅菌)
(9) 消毒薬
(10) 電解機能水
用語解説
(1) 基本原則に関するもの
(2) 敷地および配置計画に関するもの
(3) 建築に関するもの
(4) 設備に関するもの
(5) 管理制御設備に関するもの
(6) 安全性に特別な配慮を必要とする施設
(7) 非哺乳動物施設に関するもの
(8) 器具、器材に関するもの
付録
1.動物の愛護及び管理に関する法律
2.実験動物の飼養及び保管並びに苦痛の軽減に関する基準
3.研究機関等における動物実験等の実施に関する基本指針
4.厚生労働省の所管する実施機関における動物実験等の実施に関する基本指針
5.農林水産省の所管する研究機関等における動物実験等の実施に関する基本指針
6.動物実験の適正な実施に向けたガイドライン
7.医薬品の安全性に関する非臨床試験の実施の基準に関する省令
8.新規化学物質等に係る試験を実施する試験施設に関する基準
9.農薬の毒性に関する試験の適性実施に係る基準
10.遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律 304
11.研究開発等に係る遺伝子組換え生物等の第二種使用等に当たって執るべき拡散防止措置等を定める省令
12.廃棄物処理法に基づく感染性廃棄物処理マニユアル
13.水質汚濁に係る環境墓準について
14.下水道法施行令(抄)
あとがき
索引
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