「現場の英語、なぜ通じない?あなたの英語は、本当に『武器』になっていますか?」
海外の建設現場で、的確な指示を出し、正確な報告をし、スムーズに交渉を進めるー。しかし、学校で習った英語をそのまま使っても、なぜか意図がうまく伝わらない。それどころか、現場の空気が少しギスギスしてしまう…。 かつての僕も、そんな「言葉の壁」に何度もぶつかりました。赴任当時の僕のTOEICスコアは300点。正直、話すことへの自信なんて、まったくありませんでした。 多くの人が「海外で働くには、まず単語を覚えなければ」と考え、分厚い単語帳を開いて途方に暮れています。しかし、僕が数々の失敗の末にたどり着いた結論は、まったく逆でした。現場で本当に必要なのは、難しい単語力ではなく、言葉の裏にある「思考法」を理解し、シンプルな言葉で「意図」を伝える力だったのです。
例えば、「仮設のカバーを外しておいて」。 「take off」と「break off」。たった一つの動詞の選択ミスが、資材の損失や手戻りを生み、チームからの信頼を失うきっかけにさえなり得ます。 本書は、単なるフレーズ集ではありません。僕が東南アジアの現場で、実際に使い、失敗し、そして改善を重ねてきた「本当に使える」言葉だけを厳選し、なぜその言葉が相手に伝わるのか、その背景にある「思考のプロセス」と共に解説する、極めて実践的な一冊です。
(本書は、こんなあなたのために書かれました)
・英語に自信はないが、海外のプロジェクトで活躍したい建築技術者の方
・TOEICの点数ではなく、現場で「伝わる」実践的な英語を学びたい方
・多国籍のチームをまとめる立場にあり、指示・報告・交渉に課題を感じる方
・机上の空論ではない、本当に使える「生きた英語」を学びたい方
・難しい単語の暗記に挫折したけど、英語でのコミュニケーションを諦めきれない方
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