
いまやエアコンは世界中の暮らしを支えるインフラとなり、その裏側で静かに働き続ける室外機は、現代生活の“縁の下の力持ち”です。無骨で、しばしば生活感にあふれたその姿は、きっと建築家や空間デザイナーを悩ませる存在でありながら、同時に街の風景をそっと形づくる名脇役でもあります。
しかし、よくよく見てみると、室外機の設置方法や佇まいには、地域の気候、建築文化、宗教観、価値観、人々の気質や暮らし方までもが、驚くほど鮮明に映し出されています。どの国にも同じように存在する“均質な機械”であるはずなのに、その背景にある文脈がくっきりとにじみ出てくる
-- そこに私は尽きない魅力を感じてきました。
本書では、世界の隅々で出会った世界を彩る室外機たちを収録しています。ヨーロッパの石畳に寄り添うもの、中東の乾いた風に晒されるもの、アジアの喧騒に溶け込むもの -- 文化や暮らしの気配を身にまとった室外機を、ぜひお楽しみください。
この本を通じて、あなたの身近にある室外機にも新たな視点が宿り、次の旅先を探すきっかけになったり、日常や旅の風景が少しだけ豊かに見えたりしたら、とても嬉しく思います。
本書では、以下の国(地域)が収録されています。
■ アジア
・日本(東京、富山、山口)
・韓国(ソウル)
・台湾(九?)
・香港
・マカオ
・中国(深?)
・フィリピン(マニラ)
・タイ(バンコク)
・ベトナム(ハノイ)
・ラオス(ルアンパバーン)
・カンボジア(シェムリアップ)
・マレーシア(クアラルンプール)
・ブルネイ・ダルサラーム(バンダルスリブガワン)
・シンガポール
・インドネシア(ジャカルタ)
・カザフスタン(アルマトイ)
・ウズベキスタン(サマルカンド)
・キルギス(ビシュケク)
・タジキスタン(ドゥシャンベ)
・ネパール(カトマンズ)
・インド(アグラ)
・スリランカ(コロンボ)
・モルディブ(スルスドゥー)
■ オセアニア
・オーストラリア(ケアンズ)
■ 中東
・ヨルダン(アンマン)
・キプロス(ニコシア)
・イスラエル(エルサレム)
・サウジアラビア(アルウラ)
・パレスチナ(ベツレヘム)
・オマーン(マスカット)
・クウェート(クウェート市)
・カタール(ドーハ)
・アラブ首長国連邦(ドバイ)
■ アフリカ
・エジプト(カイロ)
・モロッコ(シェフシャウエン)
・チュニジア(チュニス)
■ ヨーロッパ
・アゼルバイジャン(バクー)
・ジョージア(トビリシ)
・アルメニア(エレバン)
・トルコ(イスタンブール)
・ギリシャ(アテネ)
・北マケドニア(スコピエ)
・ブルガリア(ソフィア)
・ルーマニア(ブカレスト)
・モルドバ(キシナウ)
・セルビア(ベオグラード)
・コソボ(プリシュティナ)
・アルバニア(ティナラ)
・モンテネグロ(ポドゴリツァ)
・ボスニア・ヘルツェゴビナ(サラエボ)
・クロアチア(ザクレブ)
・スロベニア(リュブリャナ)
・イタリア(ベネチア)
・サンマリノ(サンマリノ市)
・マルタ(バレッタ)
・リヒテンシュタイン(ファドゥーツ)
・スイス(ベルン)
・オーストリア(ウィーン)
・ハンガリー(ショプロン)
・スロバキア(ブラチスラヴァ)
・チェコ(ブルノ)
・ドイツ(ライプツィヒ)
・ポーランド(ワルシャワ)
・リトアニア(ビルニュス)
・ラトビア(リガ)
・エストニア(タリン)
・フィンランド(ヘルシンキ)
・スウェーデン(ストックホルム)
・ノルウェー(オスロ)
・デンマーク(コペンハーゲン)
・スコットランド(エディンバラ)
・ウェールズ(カーディフ)
・イングランド(ロンドン)
・アイルランド(ダブリン)
・オランダ(アムステルダム)
・ベルギー(リエージュ)
・ルクセンブルク(ルクセンブルク)
・フランス(エズ)
・モナコ(モンテカルロ)
・アンドラ(アンドラ・ラ・ベリャ)
・スペイン(バルセロナ)
・ポルトガル(リスボン)
・アイスランド(ヴィーク)
■ 北米
・アメリカ(サンディエゴ)
・カナダ(ナイアガラの滝)
■ 中南米
・メキシコ(ティファナ)
・チリ(サンティアゴ)
・アルゼンチン(ブエノスアイレス)
・ボリビア(ウユニ)
・ペルー(ナスカ)
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