「これがキュービクルだ」と言われても、何のことか分かりませんでした。
施設管理の現場に配属された初日、多くの人がここから始まります。図面を渡されても線と記号にしか見えない。分からない言葉が多すぎて、何を質問すればいいかも分からない。 本書は、その状態から抜け出すための一冊です。
■ オームの法則から始めない入門書
電気の入門書の多くは理論から始まります。しかし現場で最初に必要なのは、公式ではなく「この建物の中で電気がどう流れているか」という地図です。 本書は、発電所から引込、キュービクル、幹線、分電盤、そして照明・コンセントまで、電気の流れを一本道でたどります。理論は、その
道を理解するために必要な分だけ扱いました。 目標はただ一つ。何かが起きたときに「電気の流れの、どこの話をしているのか」を言えるようになることです。
■ 豊富な図解で、イメージできない事柄を絵で解く
キュービクルの中には何が入っているのか。漏電遮断器はどうやって漏電を見つけるのか。停電したとき、建物の何が生き残って何が止まるのか。
文章だけでは像を結ばない事柄を、全章にわたる豊富な図解で説明します。専門用語が出てくるたびに図が添えてあるので、知識ゼロの状態でも読み進められます。
■ 行政書士が書いた、手続きまで分かる入門書
電気設備には「点検すればいい」で済まない部分があります。誰が保安の責任を負い、どんな書類を、いつまでに、どこへ出すのか。 保安規程の届出。電気主任技術者の選任。外部委託承認制度。事故を知ってから24時間以内という報告期限。現場の技術者でも意外と知らないまま働いているこの領域を、行政書士の視点から9本のコラムで解説しました。 「誰が・いつまでに・どこへ」を説明できる人は、現場でもキャリアでも強くなります。
序章 この本を読む前に
第1章 建物に電気が届くまで
第2章 現場で使う電気の基礎
第3章 受変電設備(キュービクル)
第4章 幹線・分電盤・動力盤
第5章 照明・コンセント設備
第6章 非常時の電源
第7章 点検の実務
第8章 トラブルと初動対応
第9章 安全管理
終章 次の巻へ
巻末資料1 用語集
巻末資料2 電気設備に関する主な法定義務と手続き
|
Copyright (c) 2000-2026 Environmental System Design Institute, Inc.
|