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 ▼スプリンクラー消防検査  とげとげ 14/2/21(金) 21:23
   ┗Re:スプリンクラー消防検査  masa 14/2/22(土) 10:41
      ┗Re:スプリンクラー消防検査  とげとげ 14/2/22(土) 18:40
         ┗Re:スプリンクラー消防検査  masa 14/2/22(土) 19:33
            ┗Re:スプリンクラー消防検査  とげとげ 14/2/23(日) 21:43
               ┗Re:スプリンクラー消防検査  とげとげ 14/2/27(木) 19:30

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 ■題名 : スプリンクラー消防検査
 ■名前 : とげとげ
 ■日付 : 14/2/21(金) 21:23
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    近々、スプリンクラーの消防完了検査があります。
 工事内容は、建物増築に伴い既設スプリンクラー設備に放水区域を一つ増やしたというものです(アラーム弁〜ヘッド〜末端試験弁まで。補助散水栓なし。ポンプなどは既設のままで計算書は提出済。)。
 消防設備士として何をしたら良いのかわからないので困っています。
 末端試験弁開放によるポンプの起動・放水区域表示盤(及び火報複合盤)での表示確認・放水区域スピーカーの鳴動・末端試験弁放水圧測定・警報電線移報電線の耐熱表示確認と絶縁抵抗測定・機器の取付位置や型式など届出書類との照合、それくらいしか思いつきません。
 もしかしてヘッドの同時開放とかやらないといけないのでしょうか。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:スプリンクラー消防検査  ■名前 : masa  ■日付 : 14/2/22(土) 10:41  -------------------------------------------------------------------------
   基本的には、最初に着工届添付図面をもとに、SPヘッドの設置位置の確認を行います。(同時に散水障害の有無を確認)
次に、アラーム弁の設定圧力の確認(ドレン弁を開放して、作動圧力を確認します)、その際に火災受信機での表示確認(アラーム弁表示、ポンプ起動)、警報設備の鳴動確認、ドレン弁を閉止してから、末端試験弁の確認です。
補助散水栓は、位置及び、末端に近い設置場所での放水圧力の確認を行います。
検査順序は、所轄消防によって変わりますので、当日もしくは、事前に検査順序を確認しておく必要があります。
なお、検査の最初に書類確認及び、消防設備士の免許証確認があります。
検査後は、指摘事項があれば、書類訂正、是正措置を行い、再検査もしくは、写真提出等が求められます。
スプリンクラーポンプについては、既設で検査済みであれば、現地確認程度でしょう。(所轄によっては、機器番号、締切運転圧力、圧力タンク圧力等の確認を行う場合もあります)
ヘッドの放水テストは、通常は行いませんが、大規模な建物の場合は、事前にテストヘッドでの放水テストを求められる場合もあります。(地域によっては、大規模建築物の場合は、屋外に常設のテストヘッドの設置を求められる場合があります)
放水テストに関しては、私も数回しか経験は無いです。
大規模な建物の場合は、検査官も3班(建築防火担当、水系消火設備担当、火報・警報設備担当)以上になる場合もあります。(場合によっては、査察・警防担当も参加する場合も有り)
現地立会い者も各班2名以上必要になります。
詳しい手順については、所轄消防の検査担当者と打ち合わせるのが良いでしょう。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:スプリンクラー消防検査  ■名前 : とげとげ  ■日付 : 14/2/22(土) 18:40  -------------------------------------------------------------------------
    詳しく教えて頂き、ありがとうございます!!
 増築面積は300u余りで、他業者で消火器・火報・誘導灯を設置します。
 アラーム弁は圧力検知ではなく、ディスクが押し上げられた時の流水を検知して警報を発するタイプです。
 ちなみにスプリンクラー設備の場合、配線の絶縁抵抗試験は通常は行なわないものなのでしょうか?
 

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:スプリンクラー消防検査  ■名前 : masa  ■日付 : 14/2/22(土) 19:33  -------------------------------------------------------------------------
   電源回路と操作回路の絶縁抵抗試験は行うと思います。
スプリンクラーポンプは既設なら、試験は要しませんが、確認はするかもしれません。
アラーム弁の警報配線・赤色灯回路は、火報・警報設備の方で試験すると思います。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:スプリンクラー消防検査  ■名前 : とげとげ  ■日付 : 14/2/23(日) 21:43  -------------------------------------------------------------------------
    ありがとうございます。
 助かりました。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:スプリンクラー消防検査  ■名前 : とげとげ  ■日付 : 14/2/27(木) 19:30  -------------------------------------------------------------------------
     新しく追加した配線(アラーム弁〜スプリンクラー警報表示盤間の起動回路・警報回路)の耐熱表示確認と絶縁抵抗測定がありましたが(設置届の配線試験で確認した時と変動なく値は∞)、その他はmasaさんのご指導どおりに事は運び、おかげさまで無事に消検も終わり、本当に助かりました。
 ちなみに今回の消検に関係のない、老朽化の進んだ既設放水区域の制御弁を全て閉じた状態で起動テスト・末端からの放水テストを行いましたが、もしかして不適切だったでしょうか(消検終わって今さらですが今後の為・・・)。

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