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 ▼異種金属接合の程度について  mu 14/4/7(月) 18:14
   ┣Re:異種金属接合の程度について  masa 14/4/8(火) 18:21
   ┃  ┗Re:異種金属接合の程度について  mu 14/4/9(水) 14:37
   ┃     ┗Re:異種金属接合の程度について  masa 14/4/9(水) 22:11
   ┃        ┗Re:異種金属接合の程度について  mu 14/4/10(木) 19:51
   ┗Re:異種金属接合の程度について  kaTz 14/4/10(木) 18:50
      ┗Re:異種金属接合の程度について  mu 14/4/10(木) 19:55

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 ■題名 : 異種金属接合の程度について
 ■名前 : mu
 ■日付 : 14/4/7(月) 18:14
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   既存の配管が鋼管-砲金バルブの低圧蒸気配管です。

万全ではないのは重々承知しておりますが、
スペース上、費用上の問題が有り、
フランジにて絶縁を取れない事情がある古い配管の場合の話です。

鋼管−SUSバルブ(雌ねじ)の接続について
鋼管→砲金ニップル→SUSバルブ→砲金ニップル→鋼管
と言う形の準絶縁で施工しようと思っております。

鋼管→砲金であれば既存同等程度の仕様であり、
電食の程度は既存同等

砲金ニップル→SUSバルブはそれよりも電食耐性が強い

と考慮すれば、現既存配管の仕様に合わせれば
この程度の組み合わせで必要十分と考えることが
出来るのではないかと思っております。

既存仕様より過大な電食が起こる可能性は考えられますでしょうか?

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:異種金属接合の程度について  ■名前 : masa  ■日付 : 14/4/8(火) 18:21  -------------------------------------------------------------------------
   鋼管+砲金(青銅)+SUS+砲金(青銅)+鋼管では、電気的に絶縁されていないので、ガルバニック腐食の防止の意味は無いです。
鋼管+砲金(青銅)弁の場合は、例外的に鋼管の容積が充分に大きい場合は、絶縁継手を省略している場合もありますが、鋼管ねじ部が極端に腐食した例もあるので、本来は絶縁すべき部分です。
現状の配管が蒸気給気管だとしたら、過熱蒸気等の水分が存在しない部分であれば、ガルバニック腐食が生じていない可能性はあります。
砲金(青銅)ニップル+SUSバルブでは、以前の砲金(青銅)バルブ直付より電位差は大きくなると思います。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:異種金属接合の程度について  ■名前 : mu  ■日付 : 14/4/9(水) 14:37  -------------------------------------------------------------------------
   本来は絶縁すべきと語ってしまったら、現実問題として殆どの白管ねじ込み現場で施工に使用されているねじ込み青銅バルブの存在意義が無くなってしまうのでは?
絶縁できるのは小径の給水用継手を使用した水配管のみの場合に限定されますし、金をかけてフランジバルブで絶縁とか、鋳鉄バルブにすると言うのも客先での懐都合や好き嫌いもありますし。

>砲金(青銅)ニップル+SUSバルブでは、以前の砲金(青銅)バルブ直付より電位
>差は大きくなると思います。

青銅+SUSは通常多くの文献で絶縁の必要なしと書かれていると思います。
青銅+SUSの電位差は0.1〜0.2程度で
軟鋼+青銅の0.3〜0.4より低いので局部電池形成は弱いと考えますが
間違ってましたでしょうか?

SUSとの直接接触以外でも特別に鋼管のガルバニック腐食が進む要素が有るのであれば考え直さなければならないと思っております。
前仕様同等の電食耐性であれば、まぁ10年前後持てば御の字でOKと考えます。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:異種金属接合の程度について  ■名前 : masa  ■日付 : 14/4/9(水) 22:11  -------------------------------------------------------------------------
   表現があやふやで誤解されたようですが、鋼管+砲金ニップル+SUSバルブ+砲金ニップル+鋼管とした場合は、鋼管+砲金バルブ+鋼管より電位差は大きくなると言う意味です。
砲金バルブの容積より、砲金ニップル+SUSバルブ+砲金ニップルの方が容積は大きくなると思います。
鋼管とは、電気的に絶縁されていないので、砲金ニップル+SUSバルブの電位差は少なくても、鋼管と砲金ニップル+SUSとの電位差は大きくなります。
したがって、砲金ニップルとSUSバルブではガルバニック腐蝕はおきなくても、鋼管と砲金ニップルでは、従前よりガルバニック腐蝕のリスクは大きくなると言う事です。
そのリスクがあっても使用するのは、施工者の自由です。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:異種金属接合の程度について  ■名前 : mu  ■日付 : 14/4/10(木) 19:51  -------------------------------------------------------------------------
   納得しました。
リスクが高くなるようなら仕方有りませんね。
費用面含め客先と相談します。
ありがとうございました。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:異種金属接合の程度について  ■名前 : kaTz  ■日付 : 14/4/10(木) 18:50  -------------------------------------------------------------------------
   根本的な話ですが、蒸気の往き管で鋼管なところに何故SUSなバルブなのですか?
ダクタイルのバルブを使わない理由が知りたいです

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:異種金属接合の程度について  ■名前 : mu  ■日付 : 14/4/10(木) 19:55  -------------------------------------------------------------------------
   SUSバルブは制御弁、遮断弁のみです。
安価に済ますために予備品流用の話が出ましたので
このような話になりました。

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