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 ▼排煙ダクトの局部抵抗係数(矩形ダクト合流)  koh 17/2/8(水) 17:35
   ┗Re:排煙ダクトの局部抵抗係数(矩形ダクト合流)  masa 17/2/8(水) 22:31
      ┗Re:排煙ダクトの局部抵抗係数(矩形ダクト合流)  koh 17/2/8(水) 23:26

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 ■題名 : 排煙ダクトの局部抵抗係数(矩形ダクト合流)
 ■名前 : koh
 ■日付 : 17/2/8(水) 17:35
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   初めて投稿させていただきます。kohと申します。
元々サブコンの現場で働いていましたが、2年ほど前から設計事務所に勤務しております。
(メインは意匠の会社の小さな設備部署です)

質問なのですが、皆様このような場合にはダクトの局部抵抗係数をどのようにしておりますでしょうか?

想定状況
・排煙ダクトで最遠の系統の抵抗を計算する。
・その際、RF排煙機までの道中に各階で合流ダクトがある。
・ただし、その合流は各階の排煙口はどれも開いていない想定で枝管からの風量はゼロ

空調・衛生工学会便覧では(実際は持っていなので…そこから引用している本では)
長方形合流のストレート側は円形直角合流(直通側)と同じで
抵抗係数は「枝管からの風量/合流後の風量」によって決まり、
0だとζも0、0.1(10%)では0.16、0.2(20%)では0.27・・・となります。
茶本H27年版ではほぼ同じですが0の場合の記載がありません。

さて、このような場合の抵抗係数は0でいいのでしょうか?
それとも安全を見て0.16?

皆様のお考えはいかがでしょうか?
よろしくお願いいたします。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:排煙ダクトの局部抵抗係数(矩形ダクト合流)  ■名前 : masa <masayoshi.inoue@nifty.com>  ■日付 : 17/2/8(水) 22:31  -------------------------------------------------------------------------
   一般的には、上下階の排煙口の同時開放は考えないので、上下階の合流ダクトでは、合流する風量は0となります。
合流ダクトの直通側の局部損失係数は、設計では0でかまいません。
実務的には、各階の排煙口の数が数個の場合は、問題はおきません。
各階の枝ダクトが長くて、排煙口の数が多い場合は、排煙口が閉鎖していても、リーク風量が過大になり、排煙機から最遠の系統の排煙風量が充分に確保できない場合があります。
通常は、排煙機風量を1.1倍にする事により、対応可能ですが、場合によっては、排煙口のリーク風量分を加算する必要がある場合もあります。
各階のダクト経路の圧力損失が均一になるように、ダクトサイズを決めるのが良いですが、極端に経路長に差がある場合は、排煙機に近い側のダクト内風速が20m/sを超えてしまう場合があるので、末端のダクトの単位摩擦損失を下げる事になります。
この場合は、ダクトの納まりなどで支障が出る場合もあります。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:排煙ダクトの局部抵抗係数(矩形ダクト合流)  ■名前 : koh  ■日付 : 17/2/8(水) 23:26  -------------------------------------------------------------------------
   masa様
明瞭なお答えありがとうございます。
(過去の投稿のmasa様の回答も色々参考にさせて頂いております。重ねてありがとうございます。)

>各階のダクト経路の圧力損失が均一になるように、ダクトサイズを決めるのが良いですが、極端に経路長に差がある場合は、排煙機に近い側のダクト内風速が20m/sを超えてしまう場合があるので、末端のダクトの単位摩擦損失を下げる事になります。
>この場合は、ダクトの納まりなどで支障が出る場合もあります。
実際これは難しいものがあります(経験上)。
多くの場合高層階は基準階で竪ダクトからの横引きがあまり長くない位置に排煙口を置けるのに、1階では排煙DSから遠い位置にエントランスがあったりして各階のダクト経路の圧力損失が均一には程遠い状態になったりします。
結果、最上階では過大な風量、最下階では(風速計を好意的に見て)ギリギリの風量、となってしまいます。
排煙は難しいし怖いですね。

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