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 ▼地下7階の排煙給気における煙突効果  むらら 17/5/8(月) 17:01
   ┗Re:地下7階の排煙給気における煙突効果  水道屋の社長 17/5/8(月) 20:00
      ┣Re:地下7階の排煙給気における煙突効果  むらら 17/5/9(火) 9:49
      ┃  ┣Re:地下7階の排煙給気における煙突効果  masa 17/5/11(木) 1:27
      ┃  ┗Re:地下7階の排煙給気における煙突効果  水道屋の社長 17/5/13(土) 12:39
      ┗Re:地下7階の排煙給気における煙突効果  tachi 17/5/12(金) 5:22

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 ■題名 : 地下7階の排煙給気における煙突効果
 ■名前 : むらら
 ■日付 : 17/5/8(月) 17:01
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   設備設計に携わる技術屋見習いです。

現在地上2階、地下7階の建物における付室兼用ロビーの排煙を計画しています。

機械排煙(第3種)にて排煙機の計画をするのですが、どうしても頂部外気取り入れの形となるため、冬期の給気シャフト内煙突効果を考慮した排煙機の選定が必要となると考えています。

排煙指針においても、「やむを得ず上部外気取入れとする場合,給気風道の抵抗や煙突効果によるマイナス圧分を排煙機の性能に見込み,給気風道内の上昇気流に打ち勝つだけの能力を排煙機に持たせることが必要である。」と記載があります。

この「煙突効果によるマイナス圧」の算出方法が分からず困っています。
排煙指針に明記されているので、文献等が分かると助かります。

宜しくお願い致します。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:地下7階の排煙給気における煙突効果  ■名前 : 水道屋の社長  ■日付 : 17/5/8(月) 20:00  -------------------------------------------------------------------------
   「実務者のための自然換気設計ハンドブック」 日本建築学会 (編集)

が参考になるのではと感じます。

単純には

ρg凾

hが地下7階分の階高となり、かなりの負圧になると思われます。

圧力仮定法によるマクロモデル計算が必要になると感じます。
ニュートンラプソン法が使われる場合が多いですが、
経路によっては収束しない場合もありますので細心の留意が必要です。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:地下7階の排煙給気における煙突効果  ■名前 : むらら  ■日付 : 17/5/9(火) 9:49  -------------------------------------------------------------------------
   水道屋の社長さん返信ありがとうございます。

冬期の外気温度と地中温度の差による煙突効果で圧力損失が生じるのかなという気がしておりました。
ρg冑ですと地下への給気風道においては煙突効果とは逆の方向にならないでしょうか。(物理が苦手なので間違っていたらごめんなさい)

教えて頂いた文献をみてみますね。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:地下7階の排煙給気における煙突効果  ■名前 : masa  ■日付 : 17/5/11(木) 1:27  -------------------------------------------------------------------------
   一般的に、排煙機が動作する場合は、火災が生じているわけですから、室温は外気より高くなっているはずです。(煙は当然、燃焼により外気より温度は必ず高くなっています)
この場合は、給気口開放時に排煙機が完全に起動していない場合は、給気口から室内の空気がドラフトにより上昇する可能性があります。
したがって、排煙機の静圧は、このドラフト力を加算する必要があると思います。
給気風洞内の空気の温度が充分に低い場合は、ダウンドラフトも考慮できるかもしれませんが、夏季はダウンドラフトは生じないですよね?
一般的には、安全側として、上昇気流のドラフト力を考慮するしかないと思います。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:地下7階の排煙給気における煙突効果  ■名前 : 水道屋の社長  ■日付 : 17/5/13(土) 12:39  -------------------------------------------------------------------------
   不在にしており返事が遅れました。
負圧の計算方法が分からないとのことでしたので数式を示したまででした。

ρは温度の関数になっていますので、火災時や内外温度差などによって、
流れる方向も変わります。

テキストはボイド空間をイメージした自然換気だと思います。
詳細な設計条件が分かりませんが、温度依存性が大きいと
換気計算以前に温度分布計算をしてから、温度による浮力
計算の検討が必要かもしれません。

排煙設備の機械換気風量ですと、自然換気分は小さいと思われます。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:地下7階の排煙給気における煙突効果  ■名前 : tachi  ■日付 : 17/5/12(金) 5:22  -------------------------------------------------------------------------
   素朴に思いますが、この建物はほとんどが地階ですので、一般の煙突効果とは違う判断が必要では?給気口も排気口も屋上の同一レベルだとしますと、たとえ室内外に温度差があったとしても、ドラフトは相殺されるのではないでしょうか。これが、地下7階に直接外気に開放される開口でもあれば別ですが。

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