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 ▼建築士資格と人権について  としちゃん 08/7/24(木) 23:23
   ┣Re:建築士資格と人権について  zuka 08/7/25(金) 15:38
   ┣Re:建築士資格と人権について  けろ 08/7/25(金) 17:20
   ┃  ┣Re:建築士資格と人権について  マサズバ 08/7/25(金) 19:36
   ┃  ┃  ┣Re:建築士資格と人権について  zuka 08/7/25(金) 22:46
   ┃  ┃  ┣Re:建築士資格と人権について  あおい君 08/7/26(土) 0:52
   ┃  ┃  ┃  ┗Re:建築士資格と人権について  けろ 08/7/26(土) 1:08
   ┃  ┃  ┃     ┗Re:建築士資格と人権について  あおい君 08/7/26(土) 1:14
   ┃  ┃  ┃        ┗Re:建築士資格と人権について  けろ 08/7/26(土) 1:31
   ┃  ┃  ┗Re:建築士資格と人権について  けろ 08/7/26(土) 0:55
   ┃  ┣Re:建築士資格と人権について  熊爺さん 08/7/25(金) 23:25
   ┃  ┃  ┣Re:建築士資格と人権について  けろ 08/7/26(土) 1:16
   ┃  ┃  ┗Re:建築士資格と人権について  マサズバ 08/7/26(土) 1:56
   ┃  ┗Re:建築士資格と人権について<パート1>  としちゃん 08/7/26(土) 11:21
   ┃     ┗Re:建築士資格と人権について<パート2>  としちゃん 08/7/26(土) 11:22
   ┗Re:建築士資格と人権について  裕次郎 08/7/25(金) 18:24
      ┗Re:建築士資格と人権について  マサズバ 08/7/25(金) 20:05
         ┗Re:建築士資格と人権について  裕次郎 08/7/25(金) 21:33

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 ■題名 : 建築士資格と人権について
 ■名前 : としちゃん
 ■日付 : 08/7/24(木) 23:23
 -------------------------------------------------------------------------
   はじめまして!

 今回の設備・構造一級建築士の創設は、依然話題になった特級建築士をつくろうという話なるものが廃止になったとは聞いていましたが、とんでもなく、まさに特級建築士となんら変わらないものをつくろうとしていると感じました。

 今までに、まじめに仕事と勉強をし、やっと合格して、実際に仕事をしてきた一級建築士の方々、一生免許として保証するという資格だからこそ、大変な労力をもって資格に挑戦し、やっと獲得したものではありませんか。

 それは、日本国内ですべての建築設計ができるという事を法が認めている資格ではありませんか。お上(国土交通省)から突然、”大きな建物の設計はできなくなります。別枠になりますから、これから、また勉強して、お金も出して資格をとってください。でも大変むつかしいですよ。”と軽く言われていますよね。

 ほんの数人の罪を犯した人間のせいにして、でも、ほんとは、それを見逃したシステムの落ち度の方が大きいです。

 それをまじめにやってきた人間にまですべて同罪にしてしまう考え方は、今の大不況に繋がってしまらせた。

 もっと汗出して苦労している人間達を肌で感じてほしいものです。

今、たまたま、定年間際の人たちは、どうしたらええんですか?

えんまさまでもそんな酷な行為はしないと思いますよ。

自分自身がそのような立場におかれたらどう思うんですか?

 もしこの制度が実施されますと、建築士だけに、そのような不条理とよべるような資格権利の剥奪、建築士の人権と生存権を無視したこのような、突然のふるい分けは、非道であると感じます!

 これに対して、建築士の当事者の方々は、不満と不信を心に思っておられることであろうと思います。

 そうなると、日本の全ての資格者に対して平等に新たなふるい分けを行わなければならないでしょう。

 お医者さんだって、弁護士先生だって、公認会計士、不動産鑑定士、公務員・官僚などなど、試験してふるい分けしなければならなくなります。

 そんな非生産的な・非倫理的なことは、するべきではありません。

 まず人道的な立場から、
”今後、大きな建物を設計するのは、難しいので、国土交通省が、建築士の方々に負担をかけない安い費用で講習をいたします。講習を真面目に聞いていただいて講習内容を理解してもらえば、いままで通り全部の建築の設計は、出来ますよ。”

というようなことが、建築士の人権の保護であり、妥当な順序ではないでしょうか?

 もし最終考査で、新たな資格試験と同じ様な、単なる点数だけでのふるい分けを行うようでしたら、日本国憲法の平等の権利に反する行為とみなされることになるでしょう。

 今回の最終考査の成り行きは、国土交通省が建築資格者に対して、人間として、どのように見ているのか、ハッキリ明暗がつくものと感じます。

 みなさんはどのようにお考えですか?人権は守らなければなりません。

 追伸ですが、法律案を作成する方が、実体経済と憲法、さらに倫理道徳を理解されているかどうかの資格試験制度は、是非つくっていただきたいものです

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:建築士資格と人権について  ■名前 : zuka  ■日付 : 08/7/25(金) 15:38  -------------------------------------------------------------------------
   そうであったとしても建築士(特に一級)は、改正士法でも未だ、その能力以上に大変優遇されていますよ。このことは、国民、消費者及び建築設備設計者の利益には決してつながってはいません。あなたのような自己中心的な意見に押されて、士法改正は中途半端に終わり、今後の混乱が危ぶまれます。甘えるのもいい加減になさい。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:建築士資格と人権について  ■名前 : けろ  ■日付 : 08/7/25(金) 17:20  -------------------------------------------------------------------------
   はじめまして。

書いてくださったことは、趣旨としてはわかります。
その上で、設備屋の立場の"人権"にも思いを馳せていただけると
ありがたいです。

◇◇◇

今までに、まじめに仕事と勉強をし、空衛工学会設備士を皮切りに
施工管理技士や建築設備士、技術士など、「建築学科卒」でなくても受験できる
さまざまの関連資格をがんばって取得してきた設備技術者たち。

免許として一生を保証してくれるものは何もないけれども、とにかく
大変な労力をもって一つ一つに挑戦し、クリアしてきた面々。

「設備」を良く知らない意匠屋さんたちにも内容を一生懸命説明して、
委託費の値引きや納期の短さにも身を切り詰め体力を削って応じてきました。

「設計資格者じゃない」とか「下請けだから」とか「意匠を知らない」とか
虐げられ蔑まれながらも、もくもくと社会に貢献してきました。

現状では法的権限はないけれども、
実際に計画して製図して「設計図」の体裁を整えているのは我々なのだから、
設備の領域に限ってちゃんと権限を付与して、
法的な立場を整えてもらえないかと、長年にわたってお願いしてきました。


でも回答はいつも「設計は建築士の独占業務」と門前払い。


では仕方ないと、設備関連の諸実務実績をかき集めて二級建築士の受験資格を得、
木造住宅の勉強をやって、二級建築士を取得。
更に丸4年間の実務経験を積まないと一級建築士は受験資格さえ無い。

なかなかそれは厳しいから、一級は無理だね、と言う人の多かった実情。


やっと「設備」に関する国家資格が出来ると思ったら、
「一級取得者が前提」だと言う。


設備「ええっ? じゃあ、われわれ一般の設備技術者は蚊帳の外?」

国「……仕方ないなぁ。建築設備士にも一級建築士の受験資格をやるから、
  まずは一級取れ」

設備「設備部分の限定設計資格でいいんですよ」

国「『設計』は建築士の独占業務なので、範囲を分割できない」

設備「百歩譲って"一級取得が前提"としても、逆じゃないですか?
  まずは設備技術者が一級を取得するのを推進して、数年の期間を置いてからの
  "設備一級"導入なんじゃないですか?」

国「もう決まったことだから。今年の一級建築士試験に一発でパスすれば、
  その後の講習を受けて、問題なく"設備一級"になれます」

設備「『一発でパスすれば』ね。意匠設計中心の試験に」


意匠「おお、新資格だ。設備は詳しくないけど、とにかく勉強して取ろう」

設備「今まで設備設計実務に携わっていなかった人たちが、
   『高度な専門能力を有する建築士』資格を取るんですか?」

意匠「スキルアップさ。有意義だろう?」

設備「でも、実務は?」

意匠「今まで通り、設備屋さんに外注するよ」


> もっと汗出して苦労している人間達を肌で感じてほしいものです。

> 今、たまたま、定年間際の人たちは、どうしたらええんですか?

> えんまさまでもそんな酷な行為はしないと思いますよ。

> 自分自身がそのような立場におかれたらどう思うんですか?

……おっしゃる通りと思います。


この制度の実施によって、設備技術者には簡単に取れないという、
人権と生存権、というより、仕事の実態を無視したふるい分けが生じています。
非道であると感じます!

これに対して、当事者の設備技術者は、不満と不信を心に持っているのです。


医者は、自分ができない「医療行為」を補助者にさせません。
弁護士も、依頼者の相談を受けたりするのを自分の名義で非弁護士に行わせたり
できません。
でも、建築士は「実務を非建築士にやらせる」ことができてしまいます。
非生産的な・非倫理的なことを堂々とやってきたのは、建築士本人です。


まず人道的な立場から、
"今後、設備技術者には、自らの責任範囲に限り「設計資格」を付与します。当然、建築士を取得すれば意匠も含めて建築全体の「設計」にもかかわれますよ"


というようなことが、設備技術者の人権の保護であり、妥当な順序ではないでしょうか?

もし最終考査で、建築設備士創設時のような、ザル選考が行われるならば、
それは最早「偽装資格」としか言えないでしょう。

今回の最終考査の成り行きは、国土交通省が設備技術者に対して、人間として、どのように見ているのか、ハッキリ明暗がつくものと感じます。

◇◇◇

としちゃん さまの文体をアレンジさせていただきました。

いかがでしょう?

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:建築士資格と人権について  ■名前 : マサズバ  ■日付 : 08/7/25(金) 19:36  -------------------------------------------------------------------------
   けろ様の魂の叫び劇場?読ませていただきました。

我々統括設計者が『意匠屋』と片付けられないよう
がんばらなければならない事も改めて痛感いたします。

本来、『設計』とはそのものの責任において設計図書
を作成することであり、『設計図書の作成』それは
自分自身が筆を持ってすべての図面を書く行為ではなく
取りまとめる事を意味していると思っております。
ただ責任を取りきれなくなっている実情があるので問題
となってきている訳でして

>>実際に計画して
>>実務を非建築士にやらせる

と言わしめる意識が働くのも設計主旨や設備基本計画の指示もせず
外注先から構造・設備・電気図が上がって来てもろくすっぽ
チェックバックしない(できない)設計者が増えているという
ことなのでしょう。

しかしすべてが統括できる立場しか建物全体のバランスはとれ
ないのです。
そういう意味で統括設計者は『指揮者』によく例えられる訳です

>>今回の最終考査の成り行きは、国土交通省が設備技術者に対して、
>>人間として、どのように見ているのか

これは

>>設備「設備部分の限定設計資格でいいんですよ」

この意識を捨てない限り『設計者』の冠がつくことはないですよと国は

言いたいのだと思いますし私もそう言いたい。

まずは『設備』とひとくくりにするのであれば設備士含め製図試験で

専門分野のセレクトが出来る今の体制をなくすことからはじめましょう。

『一級建築士試験』は意匠設計中心の試験ではないことは今回設備一級に

チャレンジしている設備屋の立場の人はすでに『一級建築士』であります

ので御理解いただけると思います。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:建築士資格と人権について  ■名前 : zuka  ■日付 : 08/7/25(金) 22:46  -------------------------------------------------------------------------
   >しかしすべてが統括できる立場しか建物全体のバランスはとれ
>ないのです。
>そういう意味で統括設計者は『指揮者』によく例えられる訳です



>>>設備「設備部分の限定設計資格でいいんですよ」
>
>この意識を捨てない限り『設計者』の冠がつくことはないですよと国は
>言いたいのだと思いますし私もそう言いたい。

は論理的に矛盾していませんか。仰るように、国交省は、意匠系を含め建築技術者は、すべてが建築士になるべきと考えていると思うのですが、そうなると、各専門技術者のすべてが統括設計者になり得る訳です。意匠系=統括という古典的習慣が無くなると、混乱が予想されませんか。

>まずは『設備』とひとくくりにするのであれば設備士含め製図試験で
>専門分野のセレクトが出来る今の体制をなくすことからはじめましょう。
>『一級建築士試験』は意匠設計中心の試験ではないことは今回設備一級に
>チャレンジしている設備屋の立場の人はすでに『一級建築士』であります
>ので御理解いただけると思います。

一級建築士試験は、まさに意匠設計中心の試験だと思います。これだけの知識では何も出来ない。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:建築士資格と人権について  ■名前 : あおい君  ■日付 : 08/7/26(土) 0:52  -------------------------------------------------------------------------
   マサズバ さま

おっしゃることの主旨は、あたくしも「意匠系」の一人として、かなりの部分理解いたします。

>と言わしめる意識が働くのも設計主旨や設備基本計画の指示もせず
>外注先から構造・設備・電気図が上がって来てもろくすっぽ
>チェックバックしない(できない)設計者が増えているという
>ことなのでしょう。

おそらく、このことが意匠系と設備系・構造系との軋轢を産む、最大かつ、根本的な理由なのでしょうね。
この点に関しては、意匠系はまず、自戒を含め反省し、チェックバック出来る最低限の能力を身につけることから始めなければならないと思われます。


>しかしすべてが統括できる立場しか建物全体のバランスはとれ
>ないのです。
>そういう意味で統括設計者は『指揮者』によく例えられる訳です

これなども、言い得て妙な言い回しですね。
問題は、この指揮者が一体どれだけチームの意識レベルまでも統合し、技術の最深にまで注意を払い、いかに「統合された建物」を竣工させるか?
にかかってきます。
極言すれば「指揮者」はお飾りで、「指揮者」不在でも「一通りの建物」はチームの優秀な各人の技量ひとつで完成されるという事実です。
もちろん、高度な、しかも繊細で素晴らしい建物を完成させるには、この「指揮者」は欠かすことのできない重要なポストになりまが、世の中にはそれほど大それた建築はさほど多くない、というもの事実でしょう。
余り相応しい喩ではないかもしれませんが、小学生のブラスバンドチームのように、かならずしも「指揮者」は必要としない場合が少なくありません。

「意匠系」と呼ばれる技術者が、このようなポストに陥ってしまい、なおかつそのポストに胡坐をかいているような状況では、小学生のブラスバンドチームにも劣ることでしょう。
本来、デリケートで、なおかつ高度で、広く(各セクションに目が届き)、深い(浅いですが)技量を発しなければならない「指揮者」を目指さなければ、チームの統合者としては感心できない。
ということが、あたくし自身、この掲示板を読んでいて痛感した次第です。
これは、協力事務所に対して以前に、自分のところの所員に対する姿勢にもつながりますね。
なかなか難しい仕事ですね。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:建築士資格と人権について  ■名前 : けろ  ■日付 : 08/7/26(土) 1:08  -------------------------------------------------------------------------
   > 小学生のブラスバンドチームにも劣ることでしょう。

小中学生のバンドの場合、指導者の力量がダイレクトに実力に反映します。
顧問教諭が変わると、県大会にも出られなかったバンドが
いきなり全国大会に出られるまで成長したりします。
バンドの一人ひとりの意識も変わります。(逆もまたしかり)

同じように、そこそこの設備、電気技術者が参加しているチームならば、
統括者の力量が、モノを言います。チーム全体の力をも引き上げます。

そのような統括者たる建築士の方々がたくさん生まれることで、
この国の建築が向上していくようになるのだと思います。

我が国の建築業界を、背負って立っていただけますか。
よろしくお願いいたします。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:建築士資格と人権について  ■名前 : あおい君  ■日付 : 08/7/26(土) 1:14  -------------------------------------------------------------------------
   けろさま

やはり、喩が悪かったものと反省しております。
もし、この点に関して気を悪くされたお方がおられましたなら、お詫び申し上げます。

>我が国の建築業界を、背負って立っていただけますか。

いや、そんな大それたことは出来かねます。
自分のテリトリーで、生活するのが精いっぱいです。(泣)
申し訳ございません。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:建築士資格と人権について  ■名前 : けろ  ■日付 : 08/7/26(土) 1:31  -------------------------------------------------------------------------
   もしも皮肉と取れてしまったのでしたら、すみません。
先のレスは皮肉でも何でもありませんので、ご安心下さい。

ずっとブラバンやってた者としての実感でした。


>> 我が国の建築業界を、背負って立っていただけますか。
>
> いや、そんな大それたことは出来かねます。
> 自分のテリトリーで、生活するのが精いっぱいです。(泣)
> 申し訳ございません。

でも国では「大それたこと」を求めているようです。
ちょっと意匠屋さんが可哀相になってきました。


設備屋にとって、一級建築士取得というのは、
結構「大それたこと」でもあります。

自分のテリトリーで、生活するのが精いっぱいなのに。(泣)

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:建築士資格と人権について  ■名前 : けろ  ■日付 : 08/7/26(土) 0:55  -------------------------------------------------------------------------
   > 『設計図書の作成』それは自分自身が筆を持ってすべての図面を書く行為ではなく
> 取りまとめる事を意味していると思っております。

一般的に技術者は、自ら計画計算して図面化することこそ「設計」だと思っていますが、
意匠屋さんは、取りまとめることを「設計」だと言います。
だから、いつも行き違いが生じますよね。

法律的にはどう解釈するのが正解なのか、ワタクシにはわかりません。
構造設計の補助者が「実質的な設計行為をしていた」と逮捕されたりするのを見ると。


> しかしすべてが統括できる立場しか建物全体のバランスはとれないのです。

断熱計画と空調計画が矛盾している建物。
採光計画とペリメーター負荷処理、省エネ計画が調和していない建物。
設備更新計画を一切考慮していない建物。
便所の下が電気室、大浴場の下がレストラン厨房。

なかなか、『建物全体のバランス』とは難しいものですよね。


> そういう意味で統括設計者は『指揮者』によく例えられる訳です

優秀な指揮者は単なる取りまとめ役ではないような気がします。
曲のことも各楽器のことも良く理解していますし、的確に聴き分ける能力があります。
大抵、自分でもいくつかの楽器を高度に扱う能力がありますしね。
作曲家も、しかり。


>>> 設備「設備部分の限定設計資格でいいんですよ」

> この意識を捨てない限り『設計者』の冠がつくことはないですよと国は
> 言いたいのだと思いますし私もそう言いたい。

技術論で行くと、技術的に責任を持てる範囲に限定して設計し責任を負うのは当然のことです。
法律論で行くと、技術的にわからなくても立場として責任を負います。

設備技術者は前者について言い、
意匠屋さんは後者について言います。

だから、言が噛み合いません。

どちらが良いとか悪いとかいうのではなく、
ただ『噛み合いません』。

こういう議論って、もっと国とか業界団体とか上の方でガンガンやって、
それを随時公表して、各方面の関係者からも意見を募って、
そうして徐々に合意点を形成していくべき事じゃないかと思ったりします。
妙な資格を作っちゃう前に。


マサズバさまは、ワタクシを設備屋として見下した物言いをせず、
ひとりの人間と見て冷静にレス下さるので、とても有難く感じております。


「わたしは『設備屋さんだから』って、差別なんかしませんよ」と言って下さる意匠屋さんもいますけど、その方は、その言い方自体で自分の差別意識を表現していることに気づきません。(意味、わかります?)
差別は、する方は気づきません。
される方が感じてしまうものなのです。


> まずは『設備』とひとくくりにするのであれば設備士含め製図試験で
> 専門分野のセレクトが出来る今の体制をなくすことからはじめましょう。

大賛成です。
ワタクシも「建築設備士」という括りは、嫌いです。
わざわざ「建築士」制度の変な部分だけまねるな、ってところです。
Environmental Engineering
Electrical Engineering
Mechanical Engineering
という風に、APECエンジニアも領域がそれぞれ別なんですから。
訳せなくて1st-class Kenchikushiとしか表現できない「一級建築士」は
ちょっと別モノです。(別に欧米が良いわけじゃありませんが)


> 『一級建築士試験』は意匠設計中心の試験ではないことは今回設備一級に
> チャレンジしている設備屋の立場の人はすでに『一級建築士』であります
> ので御理解いただけると思います。

本職が設備屋、電気屋の「一級建築士」が稀有であることが、
「意匠設計中心の試験」の証明となっています。

二級建築士試験、一級建築士試験とも、意匠製図が出来なければ合格できません。
構造図、設備図、電気図は、どんなに描けてもダメなんです。
設備屋の受験では、これが一番苦労するところです。


今回も、丁寧なレスをありがとうございました。
つい、書き過ぎてしまいました。推敲してても削るに削れず。
これに懲りず、ご来場下さいませ。
ワタクシ今後はちょっと自嘲、いや自重しますので。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:建築士資格と人権について  ■名前 : 熊爺さん  ■日付 : 08/7/25(金) 23:25  -------------------------------------------------------------------------
   けろさん
ありがとうございます。
読んでいましたら、お礼が言いたくなりました。
電気系の私が明後日の一級建築士試験のために
建築構造の過去問を、怒りながら勉強しているからでしょうか。
合格するわけもないのに、怒りの受験だからでしょうか。
けろさん
ありがとうございます。
ただただ、ありがとうございます。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:建築士資格と人権について  ■名前 : けろ  ■日付 : 08/7/26(土) 1:16  -------------------------------------------------------------------------
   熊爺さま、久しぶりにお名前をお見かけいたしました。
お礼とはまた、びっくりでございます。
誰かに感謝されるのは嬉しい事ではありますが。

ただ、心ある意匠屋さんのお陰でか、
ワタクシの中ではいろんなことが整理出来てきました。
有難いことです。


> 電気系の私が明後日の一級建築士試験のために

機械系のワタクシも、ご一緒させていただきます(たぶん場所は違うのでしょうが)


> 合格するわけもないのに、怒りの受験だからでしょうか。

不本意ながら、やはりご一緒しそうです。(いえ、熊爺さまは合格下さいませ)

いろいろ悔しい面もありますので、
来年は受かってやろうと(せめて、学科くらいは……)思います。一応。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:建築士資格と人権について  ■名前 : マサズバ  ■日付 : 08/7/26(土) 1:56  -------------------------------------------------------------------------
   もう明日の話ですが、実は教壇側に立たせていただく予定でありまして

ウトウトしないようにそろそろ退席させていただきますが

かくいう私も3年越しで取得してます。

東京ビックサイトで設備一級のみなし講習の時、電気設計を専門にやられて

いる方の挙手を講師が求めると3,4人だけでしたがいらっしゃいました。

ここで議論をしているうちに、いや〜あの人達は尊敬に値するスーパーマン

だったのだと理解するようになりました。

理不尽に感じても怒りをパワーに変えてがんばってください。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:建築士資格と人権について<パート1>  ■名前 : としちゃん  ■日付 : 08/7/26(土) 11:21  -------------------------------------------------------------------------
   その上で、設備屋の立場の"人権"にも思いを馳せていただけると
>ありがたいです。
 思いは、理解できます。また、あなたさまの立場もよく理解できます。
昨今、ほんとに、みんな苦しい立場なんです。いまは、それぞれの立場のみを主張し合っても何も解決しないと思います。 意匠や・構造や・設備やが、協力してこそ、建物全体のバランスがとれ、また、日本の建築設計業界の問題点を克服できると信じております。
 ましてや、設備や・構造やの気持ちがわからない意匠やは、全体をコーディネートする資格はないと思います。
 フィリップス・モローの言葉で、”強くなくては、生きていけない。やさしくなくては、生きる資格がない。”
 このような、強いものに対して強くて、弱いものにやさしい気持ちをもつ気質こそが、必要だと思います。
 まずもって、建物にたずさわる我々が、強くやさしく問題を解決していくことが、協調の道をたどり、幸せに続くと信じます。
 着眼点は、建築全体の話しなのです。
 大元である設計費用から、ひもとけば、設計監理委託契約に基づき、設計料が確定しますが、いまだ、国土交通省が公示している、設計標準報酬額で仕事をされたという方とお会いしたことがありません。
 私の事務所も低報酬設計だらけで、いやになる次第です。 
 驚くことに、国土交通省からの設計委託や、他の行政からの設計委託なども、軒並みにダンピングの嵐というふうに聞いています。
 だいたい、設計標準額の半分以下でやらされてるとも聞いておりますし、私のところも、大体そんな感じであります。 現状の問題点は、意匠屋がまず設計料を発注者から受領し、そのうちから、各専門分野の方にお支払いするべき源泉である設計料が、超低価格なのです。 まずは、ここに大きな問題点があると感じます。
 当然ながら、国土交通省・行政などから発注される設計委託費用は、公示されている標準報酬額であるべきではないでしょうか!
それが、決めた人が、決めたようにしていないなんて!
 もし、標準報酬額でご契約をされて居る方がいらしたら、是非、どのような交渉術をされているのか、どのへんで、そのような契約ができるのか、少しお教えくださいませんか!
 今は、どっちが上とか下とか言ってる場合じゃないんです。
 われわれ、建築設計関係者が一丸となって、良い仕事をすることはもちろん、その仕事の適正な評価と報酬を要求することは、当然であり、みんな考えることは、一緒であると思います。 それを解決する方法は、問題点を正確に理解し、マクロとミクロで問題整理し、提言していくことではないかと思います。
 自分が書いてもいないけれども、報酬が少ない上に責任だけとらされて、泣いている意匠やたちを私は、たくさん見てまいりました。最後に責任とってるのは、意匠やです。
>これに対して、当事者の設備技術者は、不満と不信を心に持っているのです。
 大元の意匠やも同類項なのです。
 設備一級・構造一級の創設は、悪いとは思いませんが、問題なのは、確認申請の受付条件として、これらの印が必要になるということなのです。
 ただでさえ、通りにくくなった確認申請は、更に制約をかけられて、ますます、確認申請が通りにくくなり、社会経済が、ますます鈍化して、建築業界が更に冷え込み、結局、先ほどの、源泉である大元の設計委託費用も減少になる傾向になる可能性が大であるからです。 設備・構造・意匠や、それぞれ自分の立場や地位を守ることだけに目を向けては、最終的に全体のバランスが崩れてしまい、何やってるかわからなくなる。
 そうした事態になってほしくないんです。
<パート2へ続く>

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:建築士資格と人権について<パート2>  ■名前 : としちゃん  ■日付 : 08/7/26(土) 11:22  -------------------------------------------------------------------------
   <パート2>

 構造・電気・給排水・空調・昇降機・弱電・消防設備など、それぞれの専門家がいるわけですから、だれが責任もって書いたのか、明確にすることでよろしいのではないかと思います。そこに当然に責任と権限が発生します。
 責任と権限を明確にして、その報酬を守ることが大事であります。
 もちろん、国民の生命と財産を守るための安全で衛生的な器(建物)にする使命が、最も重要であります。 それにしても 責任と権限は、同じだけ存在しなくては、バランスがとれなくなります。現状はそのような状態が少なからず存在し、不満と不信が蔓延しています。それぞれの権限のなかで、責任をはたしていく。これが原点であると思います。
>医者は、自分ができない「医療行為」を補助者にさせません。
 もちろんです。自分ができない設計を人にさせて自分がしましたと、言ったら、詐欺行為ですので、やってはいけません。 図面の作成者印と確認者印はそれぞれ専門家が押印すべきです。意匠やは、構造・電気・給排水・空調・昇降機・弱電・消防設備などのトータルコーディネートをしているにすぎません。人がやった仕事を、さも、自分がやりました、というような意匠やは失格です。

>弁護士も、依頼者の相談を受けたりするのを自分の名義で非弁護士に行わせたり
>できません。
 丸投げ設計でしたらそうでしょうが、そんな仕事はしません。
>でも、建築士は「実務を非建築士にやらせる」ことができてしまいます。
 現実は、お医者さんだって、看護師が注射うっているのをご存じでしょ。
むろん、補助者が出来る範囲を超越して、やらせるのは、いけないことです。
 超越するかしないかは、微妙な所なので、今後、気をつけましょう。
 設計補助者に基本プランを作成させるようなことは、看護師に手術させるみたいなもんだから、そんな管理建築士は、失格です。
>非生産的な・非倫理的なことを堂々とやってきたのは、建築士本人です。
 建築士をお嫌いなようですが、よほど、ひどい性格の方とおつきあいされているようですね!お察しいたします。
>というようなことが、設備技術者の人権の保護であり、妥当な順序ではないでしょうか?
 建築設計全体を考えていただきたい。まずは、大元の問題点から考えなくては、全体がうまくいって、部分がうまく行くわけですから。>もし最終考査で、建築設備士創設時のような、ザル選考が行われるならば、>それは最早「偽装資格」としか言えないでしょう。
 ザル選考というのは、ミクロ(極小)の評価ではないですか?
設備設計一級建築士が高度な技術とうたっているわけですから、それはそれでいいと思います。しかしながら、”それが確認申請の受付条件として不可避なものなのか?”なのです。
”制約をどんどん付けることが本当にいいことなのか?”なのです。
技術者普及センターの人員がどんどん増えて行き、書類手続きがどんどん増えて、一時間ですむことが、3日も4日もかかってしまう。
行政中心の土曜休暇が蔓延し、ますます効率が悪くなる。天下りの仕事をつくる為に、民間の作業がどんどん増えて、効率がどんどん悪くなり、報酬が少なくなる。今後、日本は、どうなっていくのでしょう?誰かこれを止めてください。
そんなこんなで、言いたいことを書かせていただきました。
最終的に、まじめにやってるやつが、みんな幸せになってほしいだけなのです。
乱筆乱文、ご容赦ください。みなさんの前向きなご意見お聞かせください。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:建築士資格と人権について  ■名前 : 裕次郎  ■日付 : 08/7/25(金) 18:24  -------------------------------------------------------------------------
   どんなに頑張って資格を得たとしても、意匠屋さんが、「設備は下請け」の根本的な体質が変わらない限り設備設計・設備業界に明るい未来はないですね。
なんて、皆さんのレスを読んでて感じました。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:建築士資格と人権について  ■名前 : マサズバ  ■日付 : 08/7/25(金) 20:05  -------------------------------------------------------------------------
   >>どんなに頑張って資格を得たとしても

いやいやちゃんと申請書のその他の設計者欄に記載させていただきますよ。

そのかわりすべての罰則規定(罰金・懲役等)の責任も付加されますが。


>>「設備は下請け」の根本的な体質

その体質改善は『意匠屋』うんぬんでなく設備屋さんが受けた仕事をゼネコンに

流す事が出来ないようにそれは現実に無理というのもではありませんか。

だから『一級建築士』をとれば『設計』の受注が出来ますから本当にすばらしい

設備設計をする人であればこの人にお願いしたいとクライアントに言わしめれば

『意匠屋』を下請けに使い取りまとめすることも可能なわけですが現実的では

ありません。逆の立場に立って一生懸命種まきから水やりまでして数十粒の内の

の一粒から芽が出てくる『設計』の受注をするという仕事を作り出す作業から

本当にやりたいですか?

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:建築士資格と人権について  ■名前 : 裕次郎  ■日付 : 08/7/25(金) 21:33  -------------------------------------------------------------------------
   >そのかわりすべての罰則規定(罰金・懲役等)の責任も付加されますが。
少なくとも国家資格を得た時点で、それはついて回るので納得しています。

>その体質改善は『意匠屋』うんぬんでなく設備屋さんが受けた仕事をゼネコンに
>流す事が出来ないようにそれは現実に無理というのもではありませんか。

句読点が全くないので、どこで文体が切れているのかわかりませんが、
設備設計をゼネコン・サブコンに手伝ってもらうようでは、世も末です。
私は、頼んだことありませんが、知り合いの意匠屋さんは未だに、設備屋(施工会社)に図面を書かせています。

>一生懸命種まきから水やりまでして数十粒の内
>の一粒から芽が出てくる『設計』の受注をするという仕事を作り出す作業から
>本当にやりたいですか?
この辺りは「ヤレ!」と言われても無理だというのは重々承知。意匠設計の方には敬意を表します。 が。 うちが取ってきた仕事だからおまえは下請けではなく、「パートナー」と呼ばれるような設計事務所になりたいですね。

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