三菱重工業(株)は、潤滑油不要の磁気軸受を採用した高性能ターボ冷凍機を開発し、インバータを本体に搭載した省スペース型ターボ冷凍機『ecoターボETIシリーズ』の新機種『ETI-40MB/50MB』として今秋に発売する。 磁気軸受を搭載した潤滑油フリー冷凍機の商用機は国内初。
『ETI-40MB/50MBシリーズ』は、400冷凍トン機で、定格COPが6.3、IPLVが9.0と、既存の「ETI-40」を上回る省エネ性能を実現し、圧縮機の数を2台から1台に削減したことで、設置面積は約15%、機械質量は約20%のコンパクト化を実現している。
回転軸を磁気で浮上させる軸受構造を採用した圧縮機は、摩擦抵抗が非常に小さくなり、潤滑油とオイルフィルターの交換が不要になったことからメンテナンスの手間とコストも大幅に削減される。