(株)神戸製鋼所は、ビルや工場などの冷房用熱源機となる超高効率水冷インバータスクリュチラー『ハイエフミニ(冷房能力528kW)』の用途拡大機種として、小型容量で、75℃までの温熱取出し機能と高温で高効率な循環加温機能を追加した新製品『ハイエフミニ・超高効率75℃高温小型ヒートポンプチラー(HEM-HR75S:加熱能力1155kW)』を開発し、4月から販売を開始する。
「ハイエフミニ」シリーズとしては既に、「70℃までの温熱取出し機能」と「高効率な循環加温機能」を追加した『ハイエフミニ・超高効率70℃高温ヒートポンプチラー(HEMⅡ-HR:加熱能力360kW)』がラインナップされているが、中~小規模のホテル・医療施設・飲食店・工場などで必要とされる加熱能力は 100~200kW程度が多いことから、今回の加熱能力155kW機が開発された。
『HEM-HR75S』は、業界最高レベルの総合COP(冷水7℃/温水65℃で 5.8)を達成し、広範囲な冷水/温水条件(温水25~75℃、冷水5~30℃)での運転が可能で、複数台接続することで幅広い冷暖房負荷に対応できる。