三菱重工業(株)は、環境負荷が極めて低い新冷媒「HFO-1233zd(E)」を採用した次世代型ターボ冷凍機『ETI-Zシリーズ』を開発し、9月から順次販売を開始する。
「HFO-1233zd(E)」冷媒を使った小容量クラス(80~700冷凍トン)のターボ冷凍機は世界初であり、200冷凍トンクラスの定格COPは6.3と、クラス最高レベルの省エネ性能になっている。
HFO-1233zd(E)は、地球温暖化係数(GWP)はCO2と同じ1だが、オゾン層破壊係数が0であることからフロン排出抑制法の適用対象外で、排出・漏洩の抑制や廃棄後の回収・破壊などの面で規制を受けない。