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2002.10.3

<NKK(日本鋼管(株))>

冷熱媒体「水和物スラリ」の製造システムを開発し、実証実験を開始。


NKK(日本鋼管(株))は、冷熱媒体「水和物スラリ」を安定的に製造可能な「水和物スラリ製造システム」を世界で初めて開発し、実証機を既存のオフィスビルの空調システムに組み込んだ「実証実験」を開始した。
 
「水和物スラリ」とは、液系包接水和物の微細な結晶粒子と水溶液の固液混相流体(同社リリースの写真参照)で、熱密度が大きく、冷熱媒体の流量を半分以下にできるため、搬送動力が最大で1/5まで低減可能になる。
 
既存の冷水空調システム設計の配管口径で、水と同じ流量の水和物スラリを流すと2倍以上の冷熱供給が可能となり、例えば、地域冷暖房システムの導管網に利用できれば、管のダウンサイジング等によって大幅なイニシャルコストの低減が見込める。

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