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2010.09.08
日立製作所
IT機器と空調機の連係制御によるデータセンタの省エネ技術を開発。

(株)日立製作所は、IT機器と空調機器をリアルタイムに連係制御することによって、データセンタの空調電力を削減する技術を開発した。
 
この技術は、IT機器に割り当てられる負荷の配置と、空調機の稼動台数ならびに給気温度を連係してリアルタイムに制御するもので、空調機2台の小規模実験環境に適用したところ、空調機の給気温度を固定した環境に比べ、空調電力を18%〜34%削減する効果があったという。
 
負荷の予測については、従来の三次元熱流体解析では高速シミュレータでも時間がかかりすぎてしまうことから、今回の開発では、データセンタ内の熱の流れを線形近似し、三次元熱流体解析によって各IT機器の入排気温度と空調機の給還気温度の関係を表す温度感度をテーブル化しておくことで、短時間での解析を可能にしている。

(株)日立製作所
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