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2011.07.28

川重冷熱工業

大型貫流ボイラーの燃料消費量を削減できる制御システムを開発。


川重冷熱工業(株)は、大型貫流ボイラー『Ifrit(イフリート)』油焚きシリーズ向けに、貫流ボイラーとしては世界で初めて連続燃焼による負荷調整可能領域を大幅に拡大した『燃焼ターンダウン5:1制御システム』を開発し、8月から販売を開始する。
 
『燃焼ターンダウン5:1制御システム』は、バーナの燃焼用空気の流れを改善して低負荷運転時の保炎力を強化し、燃焼量を定格運転時の最大燃焼量の1/5にまで制御できるもので、ボイラーのON-OFF運転を最小限に抑えることで、低負荷運転領域(20〜33%負荷)でのボイラー蒸気圧力の安定化と、パージ損失の低減を実現した。

このシステムを搭載していない従来機(燃焼ターンダウン3:1)に比べると、燃料消費量およびCO2排出量を最大22%低減することが可能で、蒸気負荷変動が激しく、現状のボイラーではON-OFF運転を余儀なくされているバッチ運転や蒸気式吸収冷凍機などのプロセスで効果を発揮するという。


川重冷熱工業(株)
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