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2011.11.25

三菱地所レジデンス 他

マンション向けに太陽熱利用給湯システムを開発


三菱地所レジデンス(株)と(株)メックecoライフは、太陽熱をマンションに活用した新型給湯システム『soleco(ソレッコ)ジョーズ』を開発し、東京都が実施する「新築住宅への太陽熱新技術等提案事業」に採択された。 今後両社は、実証実験を重ねて来年春の実用化を目指す。
 
『soleco(ソレッコ)ジョーズ』は、マンションの屋上等に太陽熱集熱器を設置し温水をつくり、「エコジョーズ」(潜熱回収型給湯器)と組み合わせることで、ガス消費量とCO2排出量を軽減する給湯システムで、全戸の水道水を一括購入し、集熱器はメックecoライフの所有、給湯器はリース方式とすることによって、居住者の初期負担を軽減し、マンションでの太陽熱利用の導入を容易にする。
 
試算では、9階建32戸(4戸/階)のマンションに設置した場合、給湯に利用する熱源の約20%を太陽熱でまかなうことができ(年間92.4GJ)、ガス消費量を12〜15%、CO2排出量を年間5,843kg削減することが可能だという。
 
「soleco」は、メックecoライフが開発した一括高圧受電システムと太陽光発電を組み合わせたオリジナルのエコシステムで、低圧受電よりも安価な高圧電力を一括受電して、各住戸へ分配することにより、各住戸の電気代従量料金が10%削減できる。


三菱地所レジデンス(株) (株)メックecoライフ
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