三菱樹脂(株)は、吸着式冷凍機メーカーのユニオン産業(株)と共同で、小規模施設向けに、冷却塔を一体化した小型の吸着式冷凍機(冷凍能力:10kW)を開発し、2012年1月から両社で販売を開始する。
新製品は、吸着材に低温度領域(50〜80℃)でも効率良く水蒸気を放出できる同社独自のゼオライト系水蒸気吸着材『AQSOA』を使用しており、コージェネレーションシステムやソーラー温水器などの温水を利用して、データセンター・介護施設などの冷房に活用できる。
『AQSOA』を塗布した熱交換器は、吸着式冷凍機の消費電力を抑えることができ、試算では、コージェネレーションシステムに組み合わせた場合で最大20%、工場排熱を利用した場合では最大50%の電力削減が見込めるという。 |