(株)山武は、低湿度空間が求められるリチウムイオン電池工場などに多数導入されている「デシカント空調機」の省エネ運転を実現する、デシカント空調機用コントローラ『Infilex DC (インフィレックス ディーシー)』を開発し、2月29日から販売を開始する。
『Infilex DC』は、外気や室内の潜熱負荷の状況に応じて、デシカント空調機の再生ファン、デシカントロータ回転数を抑制し、搬送動力のエネルギーなどを削減するもので、定格運転のデシカント空調機と比較して、最大40%の省エネルギーを実現できるという。
一般的なデシカント空調機は、運転状態の変化が分かりにくく、目標の湿度領域を維持するために年間を通して定格運転を行っているケースが多いことから、工場内の製造環境を維持した上でのエネルギー対策や、運転状態の見える化を望む声に応えて、このコントローラが開発された。
販売価格は工事費別で、180万円〜。 |