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2012.03.28

戸田建設

除菌フィルターとイオン発生装置を組み合わせた除菌空調システムを開発


戸田建設(株)は、北里研究所、サムスン電子(株)、マイクロウェーバー(株)と共同で、トライオメッド社の『トリオシン除菌フィルター』とサムスン電子製の『S-Plasma ion』を組み合わせた「除菌空調システム」を考案し、黄色ブドウ球菌を用いた実験でその効果を実証したと発表した。
 
「トリオシン」は、三ヨウ化物活性分子を用い病原菌を殺菌するために開発された除菌技術で、イオン発生装置の「S-Plasma ion」は、空気中の水分を分解し、マイクロプラズマ放電によって活性水素(H)と酸素イオン(O2-)がつくられ、さらに活性水素と酸素イオンが結合し、ハイドロペルオキシラジカル(HOO-)をつくりだすもので、このHOO-ラジカルが水素と反応することで、菌類などの汚染物質と活性酸素を除去・中和し、空気の質を改善するという。
 
「トリオシン除菌フィルター」を空調機の吸込口に、「S-Plasma ion」を吹出口か天井ユニットに設置することで、大掛かりな装置を必要とせずに院内感染の防止などに効果が見込めることから、病院の施工が多い同社では、今後積極的に導入を進めていく。


戸田建設(株)
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