(リリース引用)
部分免震システム「安震スライダー」を初適用
~キュービクル等の重要設備機器を免震化~
清水建設(株)<社長 井上和幸>と日本ピラー工業(株)<社長 岩波清久>はこのほど、地震時に重要設備機器の安全性を向上させる部分免震システム「安震スライダー」を開発し、初適用しました。安震スライダーは、2014年に両社で共同開発した立体自動倉庫向けの部分免震システム「ラックベーススライダー」をバージョンアップしたものです。具体的には、免震支承1台の支持荷重が5t以下になる軽荷重の機器の免震化を可能にした結果、屋外設置型のキュービクル等にも対応できるようになりました。
東日本大震災では、生産施設自体は被害を受けなくても、変電設備を収納するキュービクルが被災したことにより、製造ラインが停止したケースが多く報告されています。キュービクルへの入力加速度が1G(980gal)を超えると、内部の機器が損傷するだけでなくキュービクル自体が転倒する可能性もあります。特にビルの屋上に設置する場合は、階数が高くなるほどキュービクルへの入力加速度が増幅されるため、被害を受けやすくなります。
そこで、震度6強~7クラスの大地震時に対しても入力加速度を0.3G程度に低減できる免震効果を発揮する一方、強風には反応しない部分免震システム「安震スライダー」を開発しました。この免震システムには、基礎(床)と免震化対象物の架台との間に設置する傾斜すべり支承という特殊な装置を用います。
※ 以降、リリースの全文は、→こちら