(リリース引用)
建築研究資料No.189「建築物の自然換気設計のための風圧係数データベース」の公表について
国立研究開発法人建築研究所では、建築研究資料「建築物の自然換気設計のための風圧係数データベース」をとりまとめ、このたびウェブサイトに掲載しました。
風圧力推定に必要となる平均風圧係数は、自然換気・通風計画において、室内に導入する風量を算定するための境界条件として、自然換気・通風の可能性の検討に始まる基本計画段階から、開口部(窓、自然換気口、排気口等)、通気経路の設計段階までの検討に欠かせないものです。しかし、自然換気・通風の設計に活用できるような、多様な建物、周辺状況に対応した平均風圧係数データの整備は十分とは言い難い状況にありました。そこで、自然換気・通風設計に資する風圧係数データベース構築を目標に、理論的検討、風圧の現場実測、系統的な風洞実験を実施してきたところです。本資料は、それらの検討により整理した平均風圧係数データをとりまとめたものです。
自然換気・通風の計画・設計にあたって合理的に風圧係数を設定するための資料として、設計実務者の皆様にご活用いただけることを期待します。
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