(リリース引用)
世界初、液式調湿空調機の調湿剤にイオン液体を採用した新技術を開発
中部電力株式会社(所在地:名古屋市東区、代表取締役社長:勝野 哲)およびダイナエアー株式会社(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:宮内 彦夫、以下「ダイナエアー」)は、液式調湿空調機の調湿剤に世界で初めてイオン液体を採用する新技術(以下「本技術」)を開発しました。
液式調湿空調機は、除湿と冷却または加湿と加温を同時に行うことができ、また、高い除菌性能を備えていることから、病院や食品工場などを中心に導入されています。調湿剤という湿度を調節する液体を処理機と再生機で循環させ、その温度と濃度を制御することで、建物内に任意の温度と湿度の空気を供給します。
従来の液式調湿空調機の調湿剤には、塩化リチウムが採用されてきましたが、塩化リチウムは、鉄などの汎用的な金属を腐食するため、熱交換器に耐腐食性に優れたチタニウムなどの高価な金属材料が必要でした。また、調湿剤は、温度が上昇すると除湿能力が低下する特性があり、除湿能力を維持するには、大量の調湿剤が必要でした。
本技術は、鉄などの汎用的な金属でも腐食しないイオン液体を調湿剤に採用するとともに、熱交換器と気液接触器を層状に配置し、調湿剤の温度と濃度を調整しながら循環させることにより、少ない調湿剤の量で、従来と同等の調湿・除菌性能を実現しました。
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