(リリース引用)
建築研究資料No.190
「各種空調設備システムの潜熱負荷処理メカニズムを踏まえたエネルギー消費量評価法に関する検討」の公表について
建築物の省エネルギー化を達成するためには、設計時点でエネルギー消費量を評価し、設計自体を省エネルギーに配慮したものに誘導していくことが重要です。建築研究所で開発を行ってきた一次エネルギー消費量を指標とする総合的評価方法(エネルギー消費量計算プログラム)のうち、空調計算における機器効率については、主に顕熱(加熱・除熱)処理量を中心として評価しています。
その後、近年導入が増えつつある潜顕分離空調システムや、除湿制御を組み込んだ機器(エアコンの除湿機能等)、全熱交換器の湿気調節効果、窓開閉による自然風利用など、湿度に配慮した機器を適切に評価するニーズの高まりを受け、建築研究所は、国土交通省建築基準整備促進事業の調査事項「E3 各種空調設備システムの潜熱負荷処理メカニズムを踏まえたエネルギー消費量評価法に関する検討(平成25~27年度)」において事業主体(株式会社建築環境ソリューションズ、ダイキン工業株式会社)との共同研究を実施し、除湿機器の実測や試験室実験を通じて熱交換器回りの詳細なモデリング等を行いました。
本資料は、平成25~27年度の3カ年で実施した上記事業の調査報告書を再構成して取りまとめたものです。
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