(リリース引用)
BIMモデルと熱流体解析シミュレーターの連携手法を共同開発
- 建物OSの早期社会実装に向けて -
東急建設株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:寺田光宏、以下「当社」)は、大阪大学大学院工学研究科の矢吹信喜教授の研究グループと、中立でオープンなBIMモデルの仕様であるIFCと熱流体解析などを行う数値流体力学シミュレーター(以下「CFD」)を連携させる手法を共同開発しました。今後、この手法を建物OS「Building OS」に組み込むことで、建物OSの機能を向上させ、早期社会実装を目指します。
今回開発したのは、BIMモデルの仕様であるIFCに温熱環境に係るパラメータを反映させるプロパティセットを新たに設計し、各種パラメータを含んだIFCファイルからCFDに必要な情報を抽出する仕組みです。ISOで標準化されている国際規格のIFCを活用することで、特定のBIMモデル作成ソフトウェアに依存せずにCFDと連携することが可能となります。 今後、この手法を建物OS「Building OS」に組み込むことで、例えばセンサが設置されていない場所の温湿度を推定する、30分後の温熱環境の状態を予測して先読み的に空調を制御するなど、これまで困難だった室内環境制御の実現を目指してまいります。
※ 以降、リリースの全文は、→こちら