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【質問】空調計画(建物全体正圧化方針)に対するご意見を伺いたい
建物概要:
・用途:自動車ディーラー(ショールーム棟)
・延床面積:約2,000㎡
・整備工場は別棟
空調計画案:
・ショールーム部分に外気処理機を設置し、2,100CMHの給気
・便所排気(男・女・多目的・従業員用合計)で1,200CMH排気
・事務室では800CMH排気
・ショールーム内を正圧に保つ設計方針
背景:
建物全体で結露が多発しており(壁体内・天井内の湿気滞留が目立つ)、
負圧状態では隙間から外気を吸い込み、湿気を助長すると考え、建物全体を正圧に保つ方針としました。
なお、こうした結露問題は近年さまざまな建物で増加しており、
空調計画と外皮性能の整合が重要と認識しています。
上司からの懸念点:
・「すべての空調機が正常稼働しないとバランスが取れないのは不安」
・「各室ごとにSA・RA・EA・OAを持たせ、空調計画を完結させるべき」
これに対する私見:
・外気処理機停止時は、SOAダクトがOAだくととなる。また、建物は負圧になって隙間風が主となるため、
建具の開閉不良など、影響はないと想定しています。
・また、5㎡~30㎡程度の小規模な区画(便所とか倉庫とか、小さい会議室)ごとにSA・RA・EA・OAを独立設置するのは、
スペース・施工性・コスト・維持管理の面で現実的ではないと考えています。
・このため、建物全体で空気バランスを取る計画が実務的だと判断しています。
ご質問:
本計画(建物全体正圧化方針)について、
■ 同様の考え方でのご経験や注意点
■ 上司の指摘(各室完結型計画)に対して賛成・反対それぞれのご意見
■ 外気処理機停止時リスクへの追加対策提案
など、何でもご意見いただければ幸いです。
補足:
これまで同様の方針で施工した案件もあり、実績も踏まえつつ計画していますが、
第三者の立場からの客観的なご意見もお伺いしたく、投稿いたしました。
どうぞよろしくお願いいたします。
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