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あくまで私の考えとなりますが、参考までにお伝えいたします。
まず、既存ポンプの揚程については、選定時点での配管ルートと、実際の完成後のルートに差異があった可能性も考えられます。
例えば、ポンプ選定後に配管ルートが変更されたものの、既にポンプが発注済であったため、そのまま使用されたといったケースもあり得ます。
余裕率の見方によっても多少の差は生じるため、15mと16.9mの差が出ること自体は不自然ではないように思います。
(もしこれが自社施工での改修案件であれば、客先に説明を求められる可能性もありますが、客先はそこまで気にされる方でしょうか)
選定については考え方としては2つあるかと思います。
1つは、現状のポンプで特段の不具合が出ておらず、更新後の冷温水機の圧損が小さくなるのであれば、既存と同等の15mとしてポンプ能力とする方法。またポンプが運転可能であれば、実揚程を確認されても良いと思います。
もう1つは、今回今回算出された全揚程に基づき、17mとしてポンプを選定する方法です。
私であれば、後者の考え方で進めるかと思います。
迷ったら大きめにしておきます。程度はありますが、大は小を兼ねます。
一方で、今回のケースでは15mと17mという比較的近い数値であり、ポンプ選定に実質的な差が出ない可能性もあります。
そのため、一度ポンプのカタログを確認のうえ、メーカーに相談されるのが確実かと思います。
仮に同一ポンプで対応できるのであれば、そこまで悩まれる必要はないように思います。
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