| |
恐らく、用語の意味を誤解されている部分がいくつかあると思います。
>メ−カ−の製品は最高使用圧が0.5MPaまででしか出荷できないとの事でした。
>メ-カ-に確認すると通常密閉式膨張タンクの最高使用圧が0.5MPaをこえることが
>ほとんどないので、そういう制度にしているそうです。
ここでメーカーが言っている最高使用圧は、封入圧力の事ですよね?その最高値が、メーカーでは0.5MPaまでしか対応していないとの意味だと取れます。
(下で0.48kPa分の空気を追加注入と言っているところからもおそらくは)
膨張タンクに予め封入する圧力はmasa様も仰るようにシステムの最低使用(通常使用)の圧力を基準に決められます。
その算出のために「補給水がどう、水頭がどうのこうの」が必要です。
>なので、548KPaは48KPaオーバ-しているので、現地にてコンプレッサーで0.48kPa分の空気を追加注入してくださいとの事でした。べつにそれはかまわないのですが、では安全弁のセット圧を少し高くしよう・・とするとタンクの最高使用圧が自動的に、かつ強制的にその値をうあまわってきます。なぜなのか。
ここで計算した最高使用圧力は、膨張タンクに掛かる可能性のある圧力の最大値です。
この値以上になると安全弁が動作しますので、安全弁のセット圧を上げれば当然高くなります。(安全率を考慮しているため実際には10%の余裕有)
タンク選定の際には、この値よりもカタログスペックの高いタンクを選定してください。
また、システムの機器全体で余裕がある場合は逃し弁のセット圧を下げることも可能だと思われます。
>タンクの容量選定の計算にはいろうかと思っていましたが、タンクの容量選定式は、この”タンク最高使用圧値(548kPa・・実際は起こらない現実)が関連した関数(計算式)となっているので、
最高使用圧(最大膨張、10%の余裕有)と最低使用圧(通常使用)の差が大きい = 膨張する液体の量が多くなる恐れがあるため、その分容量の大きいタンクが必要となります。
|
|
|