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すみません、自分の回答が間違ってますね。訂正します。
>最高使用圧(最大膨張、10%の余裕有)と最低使用圧(通常使用)の差が大きい = 膨張する液体の量が多くなる恐れがあるため、その分容量の大きいタンクが必要となります。
正しくは逆で、「差が大きい場合は小さいタンク」を選定するですね。申し訳ない。
膨張タンクの役割は安全弁が働かないように変動を吸収することなので、安全弁のセット圧が通常使用時の圧力に近い(差が小さい)場合は、容積の大きいタンクにして膨張した水量を多量に吸収させる必要があります。
>密閉式膨張タンクの選定は、系統の全水量その温度差から割り出すのだと勝手におもっておりました。
>今回の件でいろいろと選定式を理解できまして、
>実際は安全弁セット圧とシステム内の通常運転時の圧との差で決めていることがわかりました。セット圧と通常運転時の圧力の差が開くほど、大き目のタンクを選定することになる計算方法となります。
実際は、タンクの内容積計算には「全水量とその温度差」も必要で、それに加えて使用時の圧力等も必要です。その他条件はメーカーカタログ等を参照して下さい。
後半2行に関しては、上で言ったように自分のミスです、本当に申し訳ない。
>密閉式膨張タンクを設置しようとしている冷温水配管システムに、一体どのくらいのセット圧が適切なのか・・それを確認しないて、だいたいいつも5kgf/cm2だから・・などで、決定していいのかということを考えてしまいます。
安全弁のセット圧は、もっと単純に考えても大丈夫だと思います。
基本は「これ以上は上げたくない圧力」はどこか、です。
名前の通り安全のための弁なので、具体的にはシステムの中で最も低い耐圧値を持った(弱い)機器や部材に合わせた圧力が基準になります。
その上で、タンク効率(1-最低使用圧力+0.1/最高使用圧力+0.1)が0.2〜0.4程度での選定が推奨されています。〈森永密閉形隔膜式膨張タンク 技術資料より〉
また、タンクの圧力・容積次第では法令上の圧力容器に該当する可能性もあるので注意が必要。
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