Page 1183 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼異種金属接合 ひろきち 06/11/2(木) 13:54 ┣Re:異種金属接合 みっちゃん 06/11/2(木) 17:27 ┃ ┗Re:異種金属接合 toka 06/11/2(木) 17:46 ┃ ┗Re:異種金属接合 みっちゃん 06/11/2(木) 18:09 ┣Re:異種金属接合 masa 06/11/2(木) 17:31 ┗Re:異種金属接合 ひろきち 06/11/5(日) 20:28 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 異種金属接合 ■名前 : ひろきち ■日付 : 06/11/2(木) 13:54 -------------------------------------------------------------------------
お世話様です。 先日井戸の水中ポンプを更新したのですが、 揚水管(鋼管)と水中ポンプ(SUS製)を 異種金属間の絶縁継手を取り付けずにヘルメを塗るだけで 直接ネジ接合して仕上てしまいました。 これではいけないのははっきりしていますが、 経験上、鋼管とステンレスの異種金属の接合が どの程度まずいのかご存知の方がいらっしゃいましたら お教えいただけませんでしょうか? 現在、客先に説明して引き上げ再施行すべきかどうか 迷っています。 |
>経験上、鋼管とステンレスの異種金属の接合がどの程度まずいのかご存知の方がいらっしゃいましたらお教えいただけませんでしょうか?> > 答えにならないかもしれませんが正解などありません。 異種金属を接合した場合に通常はイオン化傾向が強い物質が水中でイオン化し易い事は確かですが定量的に把握できるような反応ではありません。 螺子で接合したとのことですが、どのような場所でどのような水質なのか、又水質の変動が如何程あるのかによって全く腐食の程度が変わります。 ただ、井戸に鋼管を使ったとのことですが、通常井戸の配管に鋼管を使うこと自体状況が分かりません。又井戸中の配管を螺子で接合する事の意味も分かりません。 接合場所、接合状況、鋼管の材質、ステインレスの材質が明示されればいくらかは助言できることと存じますが、ひろきちさんの説明からは『異種金属の接合は一般的に好ましくないですよ』以上の回答を出す事は不可能(不誠実:責任のない答え)になります。 ぜんぜん話が変わりますが、ステインレス管をコンクリートに埋め込む(貫通)ことが平然と行われていますが、物性を考えれば、腐食に関しては大変危険なことです。鋼とステインレスの異種金属接合は危険度から考えれば周囲環境状況にもよりますが大体同程度の危険度と推定されます。(こんな答えでもよろしいでしょうか) |
> ただ、井戸に鋼管を使ったとのことですが、通常井戸の配管に鋼管を使うこと自体状況が分かりません。又井戸中の配管を螺子で接合する事の意味も分かりません。 井戸に鋼管・ネジ接合は、一般的ではないでしょうか? 井戸の場合は、ポンプも配管も水中なので異種金属の接触を 考慮してもあまり意味がないのでは? |
>> ただ、井戸に鋼管を使ったとのことですが、通常井戸の配管に鋼管を使うこと自体状況が分かりません。又井戸中の配管を螺子で接合する事の意味も分かりません。 > >井戸に鋼管・ネジ接合は、一般的ではないでしょうか? >井戸の場合は、ポンプも配管も水中なので異種金属の接触を >考慮してもあまり意味がないのでは? 済みません、私はステンレスフランジ以外は施工した事がないので。 鋼管螺子が一般的なのですか、知りませんでした。 異種金属の接触に関しては、水中だからこそ大きく関係します。 完全な乾燥状態で異種金属ならそれこそ関係ありませんが。 まあ井戸の配管ですから最低内面には水が通る事は確実でしょうから後は外面の環境です。マクロ的な腐食状況とミクロ的な腐食状況の複合なので単純に計算できるような反応ではありません。接触している水に溶けているイオンの状況も一様でないでしょうし、それこそ電縫管かシームレス管かによる材料の不均一さも影響して来るでしょうし、異種金属でなく同一素材であってもミクロ的な腐食の複合に関しては材料学的に明確に腐食を推定できる方法はないに等しいといえるでしょう。 ボイラーなどはその為に定期的に厚さを計測するのです。(理論ですむなら必要ないでしょう)又流速や応力のかかり方にも影響を受けます。ゆえに単純に答えなど出せないのです。無責任な答えで良ければ別ですが。 |
以下のリンクを参照してください。 http://www.jssa.gr.jp/greenpipe/g_report/pdf/technique08.pdf どの程度というのが、どの程度の期間で腐食するのかだとすると、接している液体の導電度や接合面の状態により異なります。(接合面の電気抵抗と接触面積により流れる電流が変わる為) |
皆様ご返信いただきありがとうございました。 やはりいろいろな要素がからんではっきりとしたことは 言えないのですね。 ステンレス材と鋼管とを直接ねじ込むことが間違いなのははっきり しているので絶縁継手取りつけの再施工を勧めてみます。 (あとは営業の英断を待つのみ) みっちゃん様の掛かれた電縫管・シームレス管といった 言葉もこれまで知らず勉強になりました。 配管の製造工法まで思いを巡らしたことがありませんでした。 今回の質問について言葉足らずでしたのでもう少し補足します。 ボーリング井戸に浸漬設置していた水中ポンプを3年ぶりくらいに 引き上げたところ不具合があったので更新したものです。 設置深度は60mくらいです。 揚水管は2インチの内面塩ビライニング鋼管(SGP-VB)の4mモノを 十数本使用、パイプの両側を雄ネジ加工し、雌ネジのソケットで接続して 仕上げました。(これらは全て既設品の再使用) またパイプは内面も外面も水に触れていますから外面には防食テープを 巻いて仕上げています。 パイプとソケットは全て鋼管同士なのですが、 ポンプが更新により鉄製からステンレス製となりました。 ポンプの出口は雌ネジ取り出しなので鋼管のパイプ(雄ネジ加工)を ポンプ出口(雌ネジ加工)にねじ込んで仕上げたものでここの腐食を 心配しているものです。 ポンプと揚水管を接続したこの箇所にはポンプの運転・停止時に 旋回力が掛かりますので余計腐食には弱いと考えています。 余談ですが、3年ぶりの引き上げでこのポンプと揚水管の接続箇所のみ 腐食してネジがだめになっていました。(鉄同士にかかわらずポンプの 旋回力が作用したのではと思っています) それで余計心配しています。(後の祭ですが) |
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