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 ▼エコキュートの選定について  yuman 13/1/20(日) 11:24
   ┗Re:エコキュートの選定について  コンサ 13/1/25(金) 20:02

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 ■題名 : エコキュートの選定について
 ■名前 : yuman
 ■日付 : 13/1/20(日) 11:24
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   工場の食堂の改修工事にて、手洗い用の洗面カウンター(洗面器9ヶ)を設置するのですが、容量の選定するにあたり、計算式がわかりません。
食堂の営業は、昼・夜2回で1回(1時間)の使用人数は100人程度です。
計算式の提出が必要ですので
わかりやすく教えていただけると、有難いです。
宜しくお願いします。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:エコキュートの選定について  ■名前 : コンサ  ■日付 : 13/1/25(金) 20:02  -------------------------------------------------------------------------
   >食堂の営業は、昼・夜2回で1回(1時間)の使用人数は100人程度です。

回答者が現れないようですので、コメントします。
テキストには給水栓の器具数を基に設計する方法等が示されていますが、今回のように用途が限定されているものならば、私であれば以下のように設計します。

1)最大給湯量 手洗い 5L/人*100人=500L/h (43℃換算)
2)社員食堂では集中的な利用が想定されますので、上記の給湯量はタンクに貯湯したものを使用する。
3)次の使用時(夜の食事)までには、エコキュートの追焚き運転等で、同様の貯湯量を確保する。

そこで、75℃で貯湯するとすれば、最低の給水温度を2℃として、
必要貯湯量:500L*(43-2)/(75-2)/0.95=296L ※5%の放熱ロスを考慮
沸上げ能力:296L*(75-2)/860kcal/5h=5.03kW ※5時間で沸き上げる場合

他用途での給湯使用がないのならば、能力的には家庭用のエコキュートでも十分可能と考えます。
460Lの給水専用タイプであれば、沸き上げ能力は6kW程度あり、また、296L使用後でもタンクにはお湯が残りますので、もっと短時間のインターバルで次の給湯に備えることも可能でしょう。

ちなみに、360Lタイプだと、1回分の貯湯量としてはOKですが、夜の使用時までに必要貯湯量を沸き上げるのは厳しいでしょう。
また、550Lタイプにして、85〜90℃で貯湯すれば、昼と夜の2回分の貯湯量を確保できるので、夜間等に沸き上げて、工場の最大電力に影響を与えないようにするとか、可能ならば割安な夜間の電力メニューの利用を検討する・・なんて考えもあるかもしれませんネ。

なお、私は一人当たり43℃で5Lと想定しましたが、文献では洗顔も考慮して60℃換算で5L/回という数値もありました。
また、局所給湯用の小型電気温水器のカタログには、水石鹸を使用しないケースの手洗いで、38℃換算で0.5Lとか、3Lなどという数値もありましたので、まあ前述した5L想定で大丈夫であろうと考えます。
以上、ご参考まで。

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